上智大学

上智大学と国連世界食糧計画(WFP)が、連携協定締結に基づくプログラムを開始 ~学部横断型の新教育プログラムの共同開発やWFP職員による講義、飢餓問題への啓発活動などを展開~

大学ニュース  /  教育カリキュラム

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2011年12月13日、上智大学は世界最大の人道支援機関である国連世界食糧計画(WFP)と教育連携に関わる協定を締結した。

 WFPと教育機関との連携協定の締結は、アジアでは上智大学が初となる。地球規模の飢餓に対する国連の最前線機関として人道支援を行うWFPの活動は、「他者のために、他者と共に生きる」とする同大の教育精神と通じ合うものであり、今後グローバル社会に対峙していく学生のチャレンジ精神を醸成するとともに、志の高い行動力のある人材育成の強力な推進力になるものと期待されている。

 この協定に基づき、上智大学とWFPでは、同大が現在開発中である学部横断型の新しい教育プログラムの共同開発と運用支援、昨年度より始まったWFP職員による一部講義の実施のほか、WFPへの理解を深め、飢餓問題に対する啓発を目的とした食堂メニュー提供やWFP募金キャンペーンなど、具体的な連携活動を展開する。また、来る6月28日(木)には、協定締結記念講演として、WFP日本及び韓国代表のモハメッド・サレヒーン氏による講演会を開催する。

≪WFPとの協定に基づく当面の教育連携プログラム概要≫

(1) 上智大学が開発中の学部横断型の新しい教育プログラムの共同開発、運用支援
 上智大学では、国際的な視野を養う学際的な学びを通して、グローバル社会における真のリーダーを育てるために、学部教育において「学部横断型」の新しい教育プログラムを立ち上げる。このプログラムの1つのテーマとして「国際協力」を掲げており、WFPはアドバイザリーボードメンバーとして、教育内容の共同開発および、運用支援を行う。

(2) 昨年度からWFP職員が一部講義を担当
 全学部の学生を対象とする「全学共通科目」にて、昨年度より「グローバル化と国際貢献」の講義をWFP職員が一部担当しており、地球規模の諸問題への向き合い方、人道支援の在り方などを考える機会を学生に提供している。

(3) 上智大学の学生食堂でWFPフードメニューを提供
 メニュー価格に30円を付加してWFPへの寄付に充てる特別メニューを設け、飢餓問題への理解を深める機会を創出する。

(4) オープンキャンパスでのWFP募金呼びかけ
 8月2日~4日に開催される上智大学のオープンキャンパスにおいて、WFP募金のキャンペーンを行う。当日は、WFP活動のポスター掲示やWFPフードメニュー導入の紹介なども予定している。

≪6月28日開催 モハメッド・サレヒーン氏講演会について≫ 
・日 時: 2012年6月28日(木) 17:00~
・場 所: 上智大学四谷キャンパス 2号館17階 国際会議場
・講演者: モハメッド・サレヒーン氏(WFP日本及び韓国代表)
・演題: 「Global Hunger and the Role of WFP – What you can do」 (世界の飢餓とWFPが担う役割-我々ひとりひとりができること)
・言 語: 英語 (同時通訳あり)
・対 象: 本学学生、教職員
       ※一部高等学校にも案内をお送りしているため、高校生の参加の可能性があります。
・主 催: 上智大学

▼本件の報道関係に関する問い合わせ先(ご取材、掲載のご確認など)
 上智学院 総務局 企画広報グループ
 〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
 TEL: 03-3238-3179
 FAX: 03-3238-3539
 E-mail: sophiapr@cl.sophia.ac.jp
 URL: http://www.sophia.ac.jp/