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日本工業大学が毎年恒例の各種コンテストを開催 ~平成24年度開催 高校生を対象としたコンテストの紹介~

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日本工業大学では毎年、高校生の創造力と技術力の育成、工学への興味喚起を目的として、各種コンテストを開催している。
各コンテストの概要と今年の実施要領を紹介する。

【第4回3D-CADプロダクトデザインコンテスト】
●高校生を対象とした、プロダクトデザイン(製品デザイン)のコンテスト。
●3D-CADを駆使して表現された、斬新かつ独創的なデザイン、アイデアを募集。
●「テーマ部門」と「自由デザイン部門」の2部門。
●優秀作品は、最新の加工法(積層造形法)によって3次元形状のオブジェとして実際に成型され、受賞者に贈呈。

 本コンテストは、創造性の育成やCADによる表現技術の向上を目指しており、3D-CADソフト(SolidWorks)の貸出しや、操作演習の無料授業や出張指導を行うなど、3D-CAD未経験者でも積極的に参加できるよう配慮をしている。
 第4回となる今年は、テーマ部門「ものをきる道具」と自由デザイン部門で作品を募集。10月の授賞式では各賞の表彰と優秀作品の展示のほか、特別審査員の森田敏昭氏(東京造形大学インダストリアルデザイン専攻領域教授)による講演も実施する。

◆第4回日本工業大学 3D-CADプロダクトデザインコンテスト授賞式
開催日:10月14日(日)
会場:日本工業大学 宮代キャンパス
内容:講演、授賞式、受賞者参加の昼食会
主催:日本工業大学
後援(*は依頼中):埼玉県教育委員会*、全国工業高等学校長協会

◆3D-CADプロダクトデザインコンテスト 公式WEBサイト
http://leo.nit.ac.jp/~nagasaka/pd-contest/index.html


【第6回マイクロロボットコンテスト高校生大会】
●高校生が1インチ(2.54cm)角のマイクロロボットを自作して応募。
●定められた周回コースをロボットに自立走行させ、1周のラップタイムを競う。
●毎回200台以上の車両が参加。1次・2次予選通過者による決勝トーナメントで優勝者を決定。

 本コンテストは、マイクロメカニズムの実用領域への応用と、近年見られる各種ロボットコンテストを融合し、高校生の創造性をさらに刺激する新たなロボットコンテストとなることを目指している。
 マイクロロボットはわずか1インチ(2.54cm)角の大きさだが、CPUやバッテリーを搭載し、従来の数十cmのロボットに匹敵する機能を持っている。競技内容としては、5mm幅の白い線上をロボットに追従させながら周回コースを自立的に走行させ、1周の周回走行時間(ラップタイム)を競うというスタイル。走行競技用のグランドはA2用紙(約40×60cm)程度で、机やテーブルの上で気軽に試走できる。
 ロボットの構成材料も実習等で余った端材で製作が可能で、マイクロ化により省エネルギー、省資源を目指すエコロジーなロボットコンテストでもある。こうした点が評価され、平成21年度より全国工業高等学校長協会ジュニアマイスター顕彰の対象コンテストに認定されている。
 また、本コンテストに関連して、マイクロメカニズムやロボットの設計を行うために必要な基礎技術および実用化技術についての講習会・工作教室などの開催も予定している。

◆第6回マイクロロボットコンテスト高校生大会
開催日:9月8日(土)
会場:日本工業大学 宮代キャンパス
主催:日本工業大学
後援(*は依頼中):埼玉県教育委員会*、全国工業高等学校長協会、精密工学会マイクロ/ナノシステム研究専門委員会*、ニューテクノロジー振興財団* 

◆マイクロロボコン高校生大会 公式WEBサイト
http://ise.nit.ac.jp/mrc.html


【第26回建築設計競技】
●建築を学ぶ全国の高校生を対象とした設計競技。
●毎回、課題を設定して作品を応募。今年の課題は「最小限住宅」。
●優秀作品はパネルとして展示し、学生や一般の方にも公開。

 本設計競技は、高校生を対象とした建築設計の腕試しの場として、また、同大建築学科の設計教育活動の一環として実施しており、今年で26回目を迎える。第1回は1987年に学園創立80周年(大学創立20周年)を記念して開催し、それ以来、毎年恒例のイベントとして継続されている。当初は学内の教員のみで審査を行ってきたが、第13回(1999年)以降は学外審査員として第一線で活躍する建築家を迎えて共同で審査を行っており、その点がコンペの特色の一つとなっている。また、高校によっては設計製図の授業に本設計競技を課題として用いている事例もある。
 今年、第26回の課題は「最小限住宅」。11月4日(日)に同大LCセンターに受賞者を招き、表彰式を開催する。審査委員長で建築家の内藤廣氏による講評とスライドレクチャーも実施。高校生にとっては、建築家の講評を受けることができる貴重な場となっている。

◆第26回建築設計競技 授賞式
開催日:11月4日(日)
会場:日本工業大学 宮代キャンパス
内容:表彰並びに賞品授与、成績発表、スライドレクチャー、作品講評などを予定
主催:日本工業大学

◆建築設計競技のページ 公式WEBサイト
http://www3.nit.ac.jp/kenchiku/compe.html


▼本件に関する問い合わせ先
 日本工業大学 総務部広報室
 TEL: 0480-33-7519
 E-mail: kouhou@nit.ac.jp

3306 3D-CADプロダクトデザインコンテスト 昨年の優勝作品

3305 マイクロロボットコンテスト 競技風景

3307 建築設計競技 優秀作品の展示