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帝京大学が「東日本大震災に学ぶ特別教育プログラム」を開講――10月29日には被災地での活動を振り返る学習会を予定

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帝京大学では8~10月にわたり「東日本大震災に学ぶ特別教育プログラム」を開講している。これは、教員と学生が震災復興に寄与するとともに、学生が実際に被災地を訪ね未曾有の大震災の実態を受け止めることで、今後の復興のために何ができるのかを考えることを目的としたもの。

 「東日本大震災に学ぶ特別教育プログラム」は8月の事前学習会に始まり、9月の宮城県気仙沼市での3泊4日の活動、レポートの提出、10月の事後学習会などを行う。修了者には単位を付与する。このプログラムは昨年度も実施しており、本年度は3グループで各80名、計240人が参加した。
 同プログラムでは、被災地での活動は「ボランティア」と「講義・ワークショップ」という二つの要素で構成されている。
 「ボランティア」では海岸の清掃活動、菜の花畑の整地や種まき、小学校での児童との交流など、刻々と変化するニーズに沿い、被災した方々がその段階で必要としている作業に協力した。
 「講義・ワークショップ」では気仙沼大島観光協会会長の白幡昇一氏や、地福寺住職片山秀光氏らが被災地の現状や復興、自然への敬意などについて講義。被災体験や復興に向けた活動について質疑を織り交ぜて聴取し、危機管理や復興・まちづくりへの理解を深めた。
 10月29日(月)には事後学習会を行い、これらの活動を振り返る予定である。

 本プログラム実行委員長 松井範惇教授は、「”人間”を大事に、中心としていれば、何でもできる。一人ひとりのできることは小さいかもしれない。同じことはできないかもしれない。他人のために何かできることは嬉しいことなのだ。一歩ずつ、皆さんも参加して、何かに貢献できる機会を大事にしようではないか。」と実施にあたり語った。

◆「東日本大震災に学ぶ特別教育プログラム」概要
 8月27日 事前学習会
 8月29日~9月1日 Aグループ
 9月3日 事前学習会
 9月5日~8日 Bグループ
 9月10日~13日 Cグループ
 10月29日 事後学習会(16時30分~18時、1721教室)

特別教育プログラム報告2012
http://www.teikyo-u.ac.jp/hachioji/top.html (お知らせをご参照ください)

▼本件に関する問い合わせ先
 帝京大学八王子キャンパス広報グループ
 〒192-0395 東京都八王子市大塚359
 TEL: 042-678-3311
 FAX: 042-674-8883
 URL: http://www.teikyo-u.ac.jp
 Mail: h_kouhou@main.teikyo-u.ac.jp