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大正大学の新3号館が「2012年度 グッドデザイン賞」を受賞

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平成24年3月に竣工した大正大学新3号館が、このたび2012年度グッドデザイン賞(主催・財団法人日本産業デザイン振興会)を受賞。「モダンでありながら仏教大学らしい品格を醸し出している」と高い評価を受けた。

 3号館は創立90周年記念事業であるキャンパス改革整備のひとつとして建築され、近代的な造形にアカデミックな趣を漂わせる地上5階、地下1階の校舎である。

 既に本学7号館(平成22年3月竣工)には、ディスカッションやプレゼンテーション、グループ学習もできるラーニングコモンズが開設、全学的な自学自習スペースとして活用されているが、この3号館は学科・コース別の閲覧室がラーニングコモンズ形式となっている。また教授室、研究室と隣接することによって、学生がいつでも指導を受けられる環境も整えている。
 学修時間の確保が叫ばれる中、学生の自学自習を設備面で支えるものとなっている。

 ガラス張りの教室や研究室は、学生にオープンな学びの場を提供しつつ、ガラスを二重構造にすることで快適な学習環境も実現。また、2階、3階をつなぐかたちで造られた階段教室は、周囲の廊下からガラス越しに中の授業風景を見ることが可能。校舎は主に仏教学部、文学部歴史学科、表現学部の学生が利用している。
 地階には、プロが番組制作で利用できる程の設備が整ったスタジオや、倉庫と実習室を併設することで作業効率がアップした文化財実習室、和室も設置。座学だけではなく、実践的な教育が行える設備を有している点が3号館の大きな特徴である。

◎審査委員の評価(グッドデザイン賞のHPより)

 非常に完成度の高い建築である。外観はチタン合金の深い庇と瀟洒なタイルが打ち込まれたPC版で構成され、モダンでありながら仏教大学らしい品格を醸し出している。内部は、L字型の書架とガラスパーティションを組み合わせることで、連続的で開放的な閲覧室が実現されており、学生はお互いに刺激し合いながら学んでいくことであろう。丁寧にデザインされたデティールが全体に緊張感をもたらしている。

・3号館の詳細 ※建物内部の写真も掲載
http://www.tais.ac.jp/other/campus_mainte/campus_3th.html

・受賞内容の詳細
http://www.g-mark.org/award/describe/39375

◎グッドデザイン賞とは
 公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨の制度。有形無形を問わず、人によって生み出されるあらゆるものや活動を対象とし、受賞数は毎年約1,000件、55年間で約38,000件に及ぶ。
 賞はこの「グッドデザイン賞」と、さらに複数の「特別賞」で構成され、受賞したデザインには「Gマーク」をつけることが認められる。

▼本件に関する問い合わせ
 大正大学 企画調整部
 TEL: 03-3918-7311(代)
 URL: http://www.tais.ac.jp/

3577 3号館外観写真

3578 閲覧室(4階)

3579 閲覧室(5階)