京都産業大学

京都産業大学が2015年の創立50周年にむけた記念事業「むすびわざDNAプロジェクト」の始動とスローガン「Keep Innovating」とロゴを発表

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京都産業大学は11月27日、創立50周年にむけて学内外のさまざまなリソースと知恵を結び、新たに共創していく「むすびわざDNAプロジェクト」を発表。「むすびわざ」は大学名の「産業」の読み方の一つで、「新しい業(わざ)をむすび、新しいものを産み出す」という意味を込めている。プロジェクト実践の場として教職員・学生、学外関係者がフラットな議論・提言を行う「KSUフューチャーセンター」構想も発表した。

 京都産業大学の大学名にある「産業」は「むすびわざ」とも読み、そこには創設者・荒木俊馬の「新しい業(わざ)をむすび、新しいものを産み出す」という意味が込められている。

 モノ・コト・ヒトを結びつけ、新しい価値を産み出す「むすびわざ」は、現代で言うと「イノベーション」の概念となり、社会をむすび、新たな価値を創造し続ける大学としてさらに前進していくために、京都産業大学は新たなプロジェクト「むすびわざDNAプロジェクト」を立ち上げた。

 このプロジェクトは、文部科学省が2012年度に示した「大学改革実行プラン」の中で求める「激しく変化する社会における大学の機能の再構築」を、本学のアイデンティティである「むすびわざ」に立ち返りながら、独自の解釈で読み解こうとするものである。

【ロゴ】
 「むすびわざ」をテーマに校名の頭文字の「K」をデザイン化したもの。「むすびわざ」のイメージを感じられるフォルムであると共に、力強いラインの構成により、新しい価値を社会に産み出してゆくエナジーを表現。

【「むすびわざDNAプロジェクト」とは】
 激動する社会状況において、大学に求められるのは課題発見・課題解決を中核とする教育・研究の実践と推進である。そのために京都産業大学では、グローバル時代の「むすびわざ」教育の「京都産業大学モデル」構築をめざす。
 そこで、建学の精神を受け継ぎながら、新たな「むすびわざ=イノベーション」を起こしていくプロジェクトとして、学内外の多くのステークホルダーの専門知と知恵をむすび、新たに共創していく「むすびわざDNAプロジェクト」を立ち上げる。
 本学の大学改革や教育力・研究力の強化を行うことに加え、学生支援体制の拡大と強化、地域社会を中核とする社会貢献の充実化などを志している。

【「KSUフューチャーセンター」とは】
 「むすびわざDNAプロジェクト」のプラットフォームであり、本学の「むすびわざ」を実践する「場・空間」として「KSUフューチャーセンター」の設立を構想している。
 企業や行政などが、内外の多様な関係者を集め、新しい問題解決法やアイデアを産み出す空間をつくる「フューチャーセンター」という取り組みを行っている。その事例にヒントを得、 「本学のあるべき未来像を実現するために現在何ができるか」を、未来視点で発想するという意味をこめている。

 「KSUフューチャーセンター」は、一拠点総合大学の利点を活かしながら、大学内の学部・部署、教員・職員・学生の立場を越え、フラットな対話を可能にする空間として、アイデアと情報が集散するハブとしての機能を果たし、また、学外からの知恵・提言も積極的に取り入れるオープンな議論の場とする
 学内外を問わず、さまざまなリソースを結び付け、新たなイノベーションを創り出す。このような場での活動への参加を通して、広い視野から未来に向けた解決策を導き出す人材が育つことを目指す。

○トライアルアクション
 「フューチャーセンター」で議論する「むすびわざDNAプロジェクト」の実践的モデルとして、2012年4月より、本学の教職員によるワークセッションを実施。そこで創立50周年を前にして「京都産業大学が果たすべき人づくり」をテーマに、自由な議論を行い、50におよびアイデアが出された。
 その中のトライアルアクション事例が下記4点となる。

〈トライアルアクション事例〉
1. 未来型授業開発プロジェクト
 教育機関の基本である授業について、教えられる側の学生や異分野の専門家との対話を通じて、時代の変化に応える新しいかたちを探る。
[実現イメージ] 京都産業大学版白熱教室、対話促進授業や携帯電話利用した双方向授業など。

2. 寮教育強化プロジェクト
 学寮を単なる生活寮にとどめず、本学ならではの人づくりを実践する教育寮として、施設やプログラムの充実を検討する。
[実現イメージ] 地域社会の問題から日本の抱える問題まで、活動のスケールを広げた集合知学習を、寮生、学外関係者とともに取り組む等。

3. 多読プロジェクト
 英語多読で培った本学の知見を基に、日本語多読のプログラムを開発し、若年層における国語力の低下という社会的な問題の解法を探る。
[実現イメージ] 学生を会員としたソーシャルメディアによる読書サークルを組織化し、読書の楽しみを提供できる場をつくる等。

4. ミツバチプロジェクト
 ミツバチ産業科学研究センターの成果を、養蜂産業の支援から、都市緑化、環境教育、さらには地域振興にいたるまで、広く社会に役立てるものとして活用を検討する。
[実現イメージ] 地元京都でとれたハチミツを利用した商品開発からブランディング、市場開拓を行う等。

【京都産業大学50周年記念事業Webサイト】
http://www.kyoto-su.ac.jp/50th/

▼本件に関するお問い合わせ先
 京都産業大学 学長室広報担当
 Tel: 075-705-1411

3745 社会を結び、新たな価値を創造するイノベーションの意味をもつ「むすびわざ(産業)」を大学名に冠している京都産業大学。さまざまな分野の人々の専門知が集う「集合知」、個々の独創が出会い新しい価値を創る「共創」を通し、これからもイノベーションに挑戦し、新たな「むすびわざ」を産み出す大学であることを伝える。

3746 「むすびわざ」をテーマに校名の頭文字の「K」をデザイン化したもの。「むすびわざ」のイメージを表現するフォルムであると共に、力強いラインの構成により、新しい価値を社会に産み出してゆくエナジーを表現している。