城西国際大学

城西国際大学大学院人文科学研究科女性学専攻およびジェンダー・女性学研究所が、2013年1月~2月まで「女性学連続講座」を開催

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城西国際大学大学院人文科学研究科女性学専攻およびジェンダー・女性学研究所は、2013年1月~2月まで、東京紀尾井町キャンパスにて「女性学連続講座」を開催する。これは、現代社会や文化などにおけるジェンダー(社会的・文化的な性別)のあり方や、そこから生じるさまざまな現象や問題について考える講座。当日は同大の教授らが、それぞれの専門領域に関する社会と文化の問題をグローバルな視野から明らかにする。講座は全6回。受講料無料、要事前申し込み。

 「女性学」は、人間に対する新しい視点から生まれた学問。ジェンダー(社会的・文化的な性別)を軸として社会学や文学などの研究領域を学際的・比較文化的にとらえ直し、ジェンダーのあり方や、そこから生じるさまざまな現象や問題を研究する分野である。

 城西国際大学大学院女性学専攻は現代社会と文化の構造をジェンダーの視点から分析し、地球的協同ならびに男女協業に参画する人材を輩出している。
 同専攻はこれまでにも「昭和初期・地方制度構想とジェンダー」や「桐野夏生作品の女たち」、「女性学海外インターンシップ」、「美術とジェンダー」など、独自のテーマで女性学に関する講座を開催してきた。

 今回の講座では、国連会議や近代文学、観光文化などをテーマに取り上げる。6人の講師が、それぞれの専門領域に関する社会と文化の問題をグローバルな視野から明らかにしていく。

◆「女性学連続講座」開催概要
【講座内容】
●第1回 2013年1月12日(土)13:20-14:50 
「女性と貧困:ドイツにおける多様な支援」 
 魚住明代氏(城西国際大学教授)
 ドイツでは、貧困に苦しむ女性たちのために様々な取り組みがなされています。ドイツにおけるいくつかの支援組織の活動例を取り上げることを通じて、"包括的な支援"の課題について考えます。

●第2回 2013年1月19日(土)13:20-14:50
「ジェンダー領域に関する国連の動き」 
 原ひろ子氏(城西国際大学客員教授)
 日本での男女共同参画政策は、国連での様々な会議に呼応して進展してきています。ジェンダー領域に関する重要な課題がどのような国連の動きと共に発生してきているのかについて考えます。

●第3回 2013年1月26日(土)13:20-14:50
「女性表象の起源と近代女性文学」 
 北田幸恵氏(城西国際大学教授)
 女性のイメージの起源を、ギリシア神話・悲劇や日本神話・伝承の中に探り、近代において女性作家が、それらの女性原型をどのように再解釈し、語り直しているのかを、樋口一葉、田村俊子、宮本百合子、岡本かの子などのテクストを通して考えます。

●第4回 2013年2月2日(土)13:20-14:50
「吸血鬼:伝承、文学、映像とジェンダー」 
 吉城寺尚子氏(城西国際大学准教授)
 吸血鬼とは何か。吸血鬼のイメージはどのように変容してきたか。中世以来の伝承、近代の文学や美術、近現代の映画を取り上げ、吸血鬼のイメージにまつわるジェンダーの問題を考えます。

●第5回 2013年2月9日(土)13:20-14:50
「韓流とフェミニズム」 
 長谷川啓氏(城西短期大学客員教授)
 韓国の時代劇ドラマに見る女性像と男性像(「チャングムの誓い」「ファン・ジニ」)、現代劇ドラマに見る男女関係の逆転(「私の名前はキム・サムスン」「宮」)、女性リーダー像(「キム・マンドク」「レディプレジデント」「シティホール」)に言及しながら考えます。

●第6回 2013年2月16日(土)13:20-14:50
「観光文化とジェンダー:理論的枠組みの展開」  
 和智綏子氏(城西国際大学客員教授)
 観光文化論では観光の主体となるゲストとホスト論、ゲストとホストを繋ぐステークホールダーとしてのブローカー(観光ビジネス業者)が考えられてきました。新たなエージェント(主体としてのアクター)に焦点をあて、新しい理論的枠組みの展開を提唱します。

【場所】
 学校法人城西大学東京紀尾井町キャンパス 504教室
 (東京都千代田区紀尾井町3-26)

【受講料】
 無料

▼本件に関する申し込み・問い合わせ先
【メール】
 城西国際大学ジェンダー女性学研究所
 E-mail: igws@jiu.ac.jp

【TEL/FAX】 
 城西国際大学国際人文学部事務室
 TEL: 0475-55-8837
 FAX: 0475-55-8897