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上智大学が1月18日に、シンポジウム「侵食される個人:国境を越える人びとの人権」を開催

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上智大学グローバル・スタディーズ研究科は、1月18日(金)に「侵食される個人:国境を越える人びとの人権」と題したシンポジウムを開催する。このシンポジウムでは、東アジアに焦点を当て人が移動することの実相に迫る。韓国から日本へ、日本から北朝鮮へ、北朝鮮から中国へ、中国からの帰国者の人権、そして北朝鮮から韓国へという人の移動の在り方に焦点を当て、それぞれの相がもつ問題に焦点を当てて議論を行う。

開催背景:
 人が国境を越える、それにはさまざまなあり方がある中で、現代社会においては「海外旅行」、仕事や留学先からの「帰国」、より良い世界を夢見て希望に満ちた「移住」などが挙げられます。一方で、「逃亡」、「強制移動」、「拉致」、「連行」など、前者と異なり否定的な音律が付きまとうものがあるのも事実です。 
 後者は、大きな力が働いた結果の人の移動といえます。その背後に国家や国家間関係が見え隠れしていることから、「人権」が問題となります。すなわち、強い誘因や強制力により移動を強いられた人びとの人権はどうなったのかという点です。
 「人権」とは、畢竟、国家の論理と個人の論理がせめぎあう場。国家が大きな力を働かせることによって移動してきた人びと、あるいはそうした強権力から逃れてきた人びとを国家はどのように扱うのか。国家が人権を侵食するとき、人びとはどのようにしてそれに対抗するのか。本シンポジウムでは東アジアから集った登壇者と共に、この点について議論を重ねます。

日時:2013年1月18日(金) 13:30-17:15
場所:上智大学四谷キャンパス中央図書館9階 911
主催:上智大学グローバル・スタディーズ研究科

<プログラム>
13:40-14:20
「北朝鮮から中国に移動した脱北者の人権」
Yoon, Ye Sang(北朝鮮人権情報センター 所長)
14:20-14:45
「中国から日本に帰国した人びとの人権」
蘭信三(上智大学グローバル・スタディーズ研究科 教授)
14:45-15:25
「北朝鮮から韓国への脱北者の人権」
Park, Kwang Il(脱北者、牧師)

15:40-16:05
「韓国から日本に「移住」した人びとの人権」
金朋央(コリアNGO人権センター東京事務局 事務局長)
16:05-16:30
「日本から北朝鮮に移動した人びとの人権」
Son, Hyun Jin(韓国法制研究所 教授)

16:30-17:15 質疑応答

▼本件に関する一般の方の問い合わせ先:
 上智大学グローバル・スタディーズ研究科
 TEL: 03-3238-4075 FAX:03-3238-3240
 E-MAIL: gds-gs@sophia.ac.jp

▼本件に関する報道関係の方の問い合わせ先
 上智学院 総務局 企画広報グループ
 〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
 TEL: 03-3238-3179
 FAX: 03-3238-3539
 E-mail: sophiapr@cl.sophia.ac.jp
 http://www.sophia.ac.jp/