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　オリエンテーリングは地図とコンパスを持ち、決められたチェックポイントを順に回ってタイムを競う競技。競技は山で行われることが多く、ミドル（3～4km）・ロング（5km）という2つの種目がある。
　千明さんが所属するオリエンテーリング部では、インカレでの上位入賞を目指し、大学の周辺を走る「ラントレ」や地図の見方を学ぶ「地図トレ」、週末の山での練習などを行っている。

　千明さんが日本代表として出場したジュニア世界オリエンテーリング選手権大会では、ミドル決勝で18位となるほか、出場したレース全てを完走するなどの活躍を見せた。

　千明さんは1月7日（月）に金沢地区センターで行われた賀詞交歓会で、たくさんの来賓が見守る中、区民栄誉賞受賞者として表彰を受けた。また受賞者へのインタビューでは、受賞の感想や来年度に向けての抱負も語った。

【受賞の感想】
　自分が金沢区民栄誉賞をいただけるとは思っていなかったので、正直とても驚いています。大学に入学してから金沢区に引っ越してきたので、そのような賞があるということすら最初は知りませんでしたが、いただけて大変光栄です。推薦してくださった学校職員の方、また選んでくださった方々に感謝したいと思います。
また、オリエンテーリングというスポーツは日本ではまだ知名度が低いですが、この受賞を機に地域の方にもオリエンテーリングという競技があるということを知っていただけたと思います。私も大学に入って２年生の春にこのスポーツを知り、始めたので、まだ競技歴はあまり長くありませんが、こういったオリエンテーリング部の頑張りを見て、やってみたいと思う方が少しでもいらっしゃればとてもうれしいです。

【来年度に向けての抱負】
　今年度の一番大きなイベントである、インカレのミドル・リレー競技が残っているのでそこに向けてチーム一丸となって頑張っていきます。昨年度はリレーの部に女子は初出場でしたが、惜しくも入賞を逃してしまいました。２回目となる今回も昨年と同じメンバーなので、入賞を目標としてメダルも狙っていきたいです。
来年度は最上級生となるので、今まで私が先輩に指導していただいた分、今度は後輩の指導に力を入れていきたいです。また競技面では最後のインカレとなるので、これらの大会でしっかりと結果を残し、チームを引っ張っていけるような存在になりたいと思います。

【金沢区民栄誉賞概要】
　文化・スポーツ、その他の分野で顕著な功績をあげ、金沢区民に夢と希望と感動を与えてくれた金沢区民を表彰する賞。明るく元気でいきいきとしたまちづくりの推進をはかるため、金沢区制50周年（平成9年度）を記念して創設した。
贈られる賞は、個人賞「牡丹賞」と団体賞「山桜賞」の2種類。

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