工学院大学

工学院大学附属中学校・高等学校の新校長就任について

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このたび学校法人工学院大学(本部:東京都新宿区)では、平成25(2013)年4月1日付で、新たに 平方邦行(ひらかた くにゆき)が工学院大学附属中学校・高等学校校長に就任した。

 このたびの就任とともに、平方氏は同日付で学校法人工学院大学理事および評議員にも任命された。
 また、平成25(2013)年3月31日付で、工学院大学附属中学校・高等学校校長 宮下正昭が退任した。

◆平方 邦行(ひらかた くにゆき)
 昭和26(1951)年2月4日生
<略歴>
 昭和45(1970)年4月  東京農業大学農学部農学科入学
 昭和49(1974)年3月  東京農業大学農学部農学科(遺伝育種学専攻)卒業

 昭和50(1975)年4月  聖学院中学校・高等学校 非常勤講師(昭和53(1978)年8月まで)
 昭和53(1978)年9月  渋谷区立広尾中学校 教諭(昭和57(1982)年3月まで)
 昭和57(1982)年4月  聖学院中学校・高等学校 教諭(平成25(2013)年3月まで)
 平成13(2001)年4月  聖学院中学校・高等学校 校務部長(平成25(2013)年3月まで)
 平成23(2011)年12月  学校法人聖学院 理事長特別参与(平成25(2013)年3月まで)
 平成25(2013)年4月  工学院大学附属中学校・高等学校校長就任(現在に至る)
 平成25(2013)年4月  学校法人工学院大学評議員就任(現在に至る)
 平成25(2013)年4月  学校法人工学院大学理事就任(現在に至る)

◆「工学院大学附属中学校・高等学校 校長就任の御挨拶」

 私は2013年4月1日付で工学院大学附属中学校・高等学校の校長に就任いたしました。
急進展するグローバル化の中では21世紀型教育に挑戦して、グローバル人材を輩出することは本校にとって重要なことであると考えています。どんなに質の高い授業へとバージョンをアップさせても、それが20世紀型教育の枠組みの中で行われていたのでは、グローバル人材は育たないのではないでしょうか。であるとすれば、20世紀型教育と21世紀型教育はどう違うのかということになりますが、近代社会が誕生して以来、特に20世紀の社会は多様な価値観に基づいて、どんどん個人化が進んで行きました。多様な格差も生み出し、姿を変えた戦争は絶えることなく頻発し、代わりに持続可能な社会への道の視界は急激に悪くなったと思います。
 私たちが行ってきた20世紀型教育は、「学んだ力」を重視していれば、それで社会を維持できたかのように錯覚していたところもありました。「3・11」で改めて確認したように、社会の矛盾の増幅は、予想もできない不安を生みだしています。そして、今や世界中の情報が個人に瞬時に集約できるWebの時代です。コラボレーションしたりチームを作ったりする力も必要です。そして何より自分の判断基準をつくり、それに基づいて自分の考えを発信して共有していく力が必要です。このような学びは、もはや20世紀型教育の許容量を超えています。「学んだ力」以外に、「学ぶ力」や「学ぼうとする力」そして「共に生きる力」の育成に挑戦する必要があるからです。この幅広く奥行きのある教育を、工学院附属中学校・高等学校は目指したいと思います。

▼本件に関する問い合わせ先 
 学校法人工学院大学 総合企画部広報課 担当:佐野・山口
 TEL: 03-3340-1498 FAX: 03-3340-1648
 e-mail: gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp