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聖学院大学が2014年4月に政治経済学部を再編――「政治経済学科」および「コミュニティ政策学科」を統合した新「政治経済学科」が誕生

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聖学院大学(埼玉県上尾市、学長=阿久戸光晴)は、2014年度より政治経済学部の学科を再編し、「政治経済学科」「コミュニティ政策学科」の二学科を「政治経済学科」に統合する。これは、近年の学生の関心の幅広さに対応することを目的としたもの。これまで政治経済学科は「グローバル」のみに対応した教育課程だったが、このたびの再編により「グローカル」(※)な専門性を担保する教育課程となる。また、同大の特長でもある少人数教育を徹底するため、学部定員を180名から160名に変更。領域横断的な問題解決能力の養成を目指す。なお、学科は統合されるが、在学生については今まで通りのカリキュラムが適応される。

 聖学院大学政治経済学部は、1988年の大学設立時に政治経済学科を、2000年にコミュニティ政策学科を開設。以来、政治経済学科は、現代社会を国内および国際的な政治と経済という両面においてとらえつつ、さまざまな問題を社会科学的視点、グローバルな視野から考察し、国内外で活躍できる人材の養成を目指してきた。一方、コミュニティ政策学科は地方分権化への対応として、地域社会の担い手や新しいコミュニティ形成に必要な基礎知識と応用力を持った人材育成を目標としてきた。

 学部設立25年を経た近年、両学科には1)グローバル化や情報化の影響が地域社会の隅まで及び、「コミュニティ政策学科」の教育に「国際」的視点が不可欠になったこと、2)政治経済学科生の進路を考える上で「地域で活躍する人材の教育」が必要となったこと、3)両学科生の学術的な興味や希望、進路が類似してきたこと、といった変化が表れている。

 このたびの両学科の再統合は、こうした背景によるもの。新たな「政治経済学科」では、国内外の社会的動きを読み解く政治・経済・法律の幅広い知識や、地域のまちおこしを目的とした「まちづくり学」など、両学科で培ってきた教育内容を継承し、学生に有用と思われる分野の教育を充実・発展させていく予定。

◆新学科の特長
 新「政治経済学科」では学生の勉学の指針となるよう、専門科目のカリキュラム上に6学問系統(政治学、法学、経済学、経営学、社会学、情報学)を交差させて、「経済経営」「国際平和」「地域・共生(まちづくり)」「情報コミュニケーション」の4つのコースを設ける。
 また、就職対策として、教職については高校の「地理・歴史」「公民」、および中学の「社会」の課程を政治経済学科から、公務員試験対策授業をコミュニティ政策学科から引き継ぐ。また全般的に、カリキュラム上に独自の就職対策の授業を組み込み、就業力教育にも力を入れていく予定。

※グローカル: 「グローバル」(global)と「ローカル」(local)の造語。国際化社会において「全世界」と「地域」の両方の視点からさまざまな問題を考えることを示す。

▼本件に関する問い合わせ先
 聖学院大学広報局 広報戦略室 担当:栗原
 TEL(ダイヤルイン): 048-780-1707
 FAX: 048-725-6891
 E-mail: pr@seig.ac.jp
 http://www.seigakuin.jp