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大阪産業大学がアブダビの大学院大学「MIST」のインターンシップ生らに学内見学を実施――同大の燃料電池自動車などを紹介

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大阪産業大学はこのたび、アブダビ(アラブ首長国連邦)の大学院大学「MIST」のインターンシップ生らを対象に学内見学を実施した。これは、再生可能エネルギー分野の研究を行うMISTの学生らに、同大の環境ビークル開発に関する取り組みを紹介することを目的としたもの。当日は日本の再生可能エネルギーに対する意識に関する講義や、同大で開発した燃料電池自動車「OSU-T4」の見学などを行った。

 「MIST」(Masdar Institute of Science & Technology)は、マスダール社(※)の一組織で、再生可能エネルギー分野の研究拠点として近年注目を集めている大学院大学。MISTからのインターンシップ生は5月27日(月)、大阪産業大学のソーラーカーや燃料電池自動車に代表される環境ビークル開発に関する取り組みについて見学に訪れた。

 このたびの見学は、2013年1月15日(火)~17日(木)にアブダビで開催された「World Future Energy Summit 2013」において、マスダールの関係者が、同大で開発した燃料電池自動車「FCV-4」に強く興味を持ち、インターンシップ生受け入れのコーディネートを行っている財団法人日本国際協力センター(JICE)に「MISTの学生に同大での研究開発を学ばせたい」と依頼したことにより実現したもの。
 
 同大学長はインターンシップ生らに、日本での再生可能エネルギーに対する意識について歴史を振り返りながら述べた後、同大の研究開発に関する取り組みについて解説。その後、新産業研究開発センター、プロジェクト共育展示スペースへ移動し、燃料電池自動車「OSU-T4」など同大で開発した環境自動車の見学を行った。

 今後、MISTからのインターンシップ生は、三菱重工業株式会社や日揮株式会社、株式会社日立製作所、株式会社千代田コーポレーションなどで最先端の環境技術を約2ヵ月間にわたって日本の各地で学ぶ予定である。

※マスダール社(MASDAR,Abu Dhabi Future Energy Company): アブダビを拠点として世界中で持続可能な低炭素エネルギー事業を展開している再生可能エネルギー企業。現在、アブダビでは脱・石油モノカルチャー経済を脱却するために、先端エネルギー技術を駆使してゼロエミッションのエコシティを目指すマスダールシティの建造(現在建設中)などの再生可能エネルギー分野への教育と投資を積極化させている。

▼本件に関する問い合わせ先
 大阪産業大学 綜合企画室 学園広報課
 〒574-8530 大阪府大東市中垣内3-1-1
 TEL: 072-875-3001
 FAX: 072-875-3011

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