摂南大学

摂南大学が7月6日に第2回最先端研究フォーラム「人は今、何を、何故、如何に研究するのか?」を開催

大学ニュース  /  先端研究  /  地域貢献

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

摂南大学(学長:今井光規)は7月6日(土)、第2回摂南大学最先端研究フォーラム「人は今、何を、何故、如何に研究するのか?」を開催する。これは、同大教員の研究成果を広く一般に伝えることを目的としたもの。当日は最先端の研究を教員らが可能な限り専門用語を使わずに解説し、地域の市民や学生らとともに考え議論することを通して、新たな発見に導くことを目指す。今回は理工・薬・看護学部の教員が発表する。

 同フォーラムは、同大教員の先端研究の成果を広く一般の人・学生に披露し、討論の場で発表者・聴衆者間に双方向性を持たせた、従来の一方的な講演会とは異なる「摂南大学スタイル」のフォーラムとして企画したもの。第1回は外国語、経営、法学部の教員が担当し、幅広い年代の参加者による活発な質疑応答と交流が行われた。

 2回目となる今回は、理工、薬、看護学部の教員が発表する。「人は今、何を、何故、如何に研究するのか?」をテーマに、宇宙構造物、大腸がん、子どものケアについて、研究の紹介やその面白さも伝える内容となっている。
 それぞれの専門分野の解説を踏まえて、研究というものの本質やあり方、効用、もしあるとすれば弊害、さらに研究への注文などについて議論し、人が研究を行う意味について考えを深める。

◆第2回摂南大学最先端研究フォーラム「人は今、何を、何故、如何に研究するのか?」
【日 時】
 2013年7月6日(土)14:00~17:30

【場 所】
 摂南大学寝屋川キャンパス 11号館11階(スカイラウンジ)(大阪府寝屋川市池田中町17-8)
 (京阪本線寝屋川市駅(西3番乗の場)から京阪バスで約15分、摂南大学下車)

【対象者】
 地域の市民(高校生、大学生含む)、同大学生、教職員

【テーマ】
 「人は今、何を、何故、如何に研究するのか?」

【内 容】
 14:00~14:05 開会挨拶 
 研究支援センター長 教授 芳本 忠

 14:05~15:30 研究発表
 司会 薬学部長 教授 荻田喜代一
(1)14:05~14:30
<自然にまなぶ宇宙構造物の研究>-機能的で美しいかたちを求めて-
 理工学部機械工学科 講師 岸本直子
 幼虫から何度かの脱皮を経て羽を広げる昆虫の変態は、ロケットが切り離しを行い、最後に人工衛星が太陽電池パネルやアンテナを広げる過程によく似ている。またプランクトンは、5 億年の進化の過程で環境の変動や競争を経てかたちを変えながら海中に生息している。大胆に変化する自然界の生物の機能やかたちを観察し分析することで、機能や周囲の環境に合わせてかたちを変えていく構造物の新しいアイデアを見つける研究を紹介する。

(2)14:35~15:00 
<大腸がんの早期発見>-大腸内視鏡検査に用いる世界初の診断薬の開発を目指して-
 薬学部薬学科 教授 佐久間信至
 大腸がんの最善の治療法は、早期診断・切除であり、この治療法に必要な内視鏡の世界トップレベルの技術を日本は有する。私の研究グループは、がん細胞表面の特異的変化を認識して内視鏡下でがんを視覚化する診断薬を設計し、日本の企業及びアメリカの大学と共同研究を進めている。今回、診断薬の特性とともに研究の紆余曲折を紹介し、失敗から成功が生まれる研究の面白さも伝えたい。

(3)15:05~15:30 
<子どもの"自分は大切な存在"と思える気持ちを育むケア>-本質を見失わない看護の発展を目指して-
 看護学部看護学科 教授 鎌田佳奈美
 看護の本質は「人間が本来もっている“自然治癒力”を最大限発揮できるよう援助する」「人間を総体として捉えケアする」こと。近年の医療科学の発展にともない、看護の高度化、専門化とともに、役割拡大が進められつつある。しかし看護には、患者への生活援助を通じた独自のアプローチがあり、そこに看護の原点がある。自身の研究をもとに、看護の意義と可能性を考えてみたい。

 15:35~16:15 討論会 参加者全員
 16:15~16:20 閉会挨拶
 副学長・経済学部長 教授 八木紀一郎
 16:30~17:30 懇親会 参加者全員

【その他】
 参加無料。定員150人。要申し込み。

【お問い合わせ・お申し込み】
(1)氏名、(2)所属 (3)連絡先の電話番号等を明記の上、6月28日(金)までに、次の【お申し込み】へFAXまたは電子メールでお申し込みください。
 摂南大学学長室企画課(担当:西矢、中村)
 〒572-8508 大阪府寝屋川市池田中町17-8 
 E-mail: kikakuka@ofc.setsunan.ac.jp 
 TEL: 072-839-9450  
 FAX: 072-839-9451

▼本件に関する問い合わせ先
 学校法人 常翔学園 広報室(担当:西田)
 TEL: 06-6954-4026