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東京工科大学メディア学部は今年2月より、「メディア学が創る豊かな文化」と題した連続公開講座を開催している。これは、メディア社会の今後の展望を広く議論することを通じ、よりよい社会の創造につなげることを目的としたもの。7月27日(土)には3回目となる「情報機器とデザイン」を予定。当日はメーカー、デザイン活動、研究、教育というそれぞれの観点から、情報機器を積極的に活用したデザイニングや、若者のデザイン観などを紹介する。また、学生や教員らによる研究成果や出版物の展示も行う予定。参加費無料、事前申し込み不要。
「メディア学が創る豊かな文化」は、モノの豊かさや高品質化、効率化を推進してきたIT社会から、「安心して生活できる社会」および「心を豊かにする文化を持つ社会」を目指すメディア学について学ぶ連続講座。ディジタルメディアを利用したコンテンツ制作技術やソーシャルメディアを利用した電子書籍の開発、メディアを活用した新しいビジネスなどを題材に取り上げ、メディア学が創る新たな未来について考えていく。
3回目となる今回のテーマは「情報機器とデザイン」。当日は同学部の萩原祐志教授や久保友香講師をはじめ、レノボ・ジャパン株式会社でディレクターを務める高橋知之氏、「ものづくり系女子」としてアッシュ・ペー・フランス株式会社で勤務する神田沙織氏が登壇する。そのほか、学生や教員らによる研究成果や出版物の展示も行う予定。
◆連続公開講座「メディア学が創る豊かな文化」 第3回「情報機器とデザイン」
私たちが毎日のように使用しているどのような機器であれ、それらはヒト・モノ・空間をつなぐメディアのひとつです。人のつながりを考えることが大切な今、日常的に使用する機器のデザインや使い方に対する人々の関心がこれまで以上に高まっています。このことを背景に、今回の公開講座では、メーカー、デザイン活動、研究、教育というそれぞれの観点から、特に情報機器を積極的に活用したデザイニングや、若者のデザイン観などを紹介し、今後のメディアとデザインの関係を展望します。
【期 日】 2013年7月27日(土)13:00~17:00
【場 所】 秋葉原 富士ソフトビル 富士ソフト アキバプラザ 6階 ※入場無料
【講 演】 13:00~15:00セミナールーム6
◎13:00~13:05
挨拶: 飯田仁教授(東京工科大学メディア学部)
◎13:05~13:55
講演: 高橋知之氏(レノボ・ジャパン株式会社)
(プロフィール:日本IBM入社後、ThinkPadのほか、プリンタ、POS等の数多くのデザインを担当。IBMからレノボへの組織改変を経て、現在はデザインとユーザーエクスペリエンスを統括するディレクターとして活躍中)
題目: Notebook PC - ThinkPadのDesign
講演概要: ThinkPadは昨年で20周年を迎え、長期間にわたりコンセプトをキープしたデザイン活動がなされています。そのデザインはどのようなプロセスで創出、決定され、またどのようなツールを用いて進められているか、過去におけるプロセス・ツールと現在のそれとの違いを紹介しながら、今日までのDesign活動を紹介します。
◎13:55~14:25
講演: 萩原祐志教授(東京工科大学メディア学部)
題目: プロダクトデザイナーのありかた
講演概要: 今までのプロダクトデザイナーとは、デザインの専門教育機関で学んだ人たちでしたが、最近、製品・商品に関する別の専門知識・技術をもとにプロダクトデザインをこなす人たちも現れてきました。こうしたことを踏まえ、ここでは、東京工科大学の演習授業や卒業研究における学生の提案物紹介を通して現代の若者のデザイニング観について報告します。
◎14:25~14:40 休憩
◎14:40~15:30
講演: 神田沙織氏(アッシュ・ペー・フランス株式会社)
(プロフィール:3Dプリンターの発達を背景に、NHKの番組でも取り上げられた「ものづくり系女子」というグループを立ち上げ、渋谷にて図工室も開催するなど、ものづくり系女子コミュニティのリーダーとして活躍中)
題目: 3Dプリンターの広がりとものづくり系女子コミュニティ
講演概要: 3Dプリンターが新たな産業革命として注目される今、実際に何ができるマシンなのかをあらためて解説するとともに、実際のユーザーの活用法を、自らが運営に関わる「しぶや図工室」を実例に挙げて紹介します。そして2008年にオンライン3Dプリントサービスの立ち上げに関わり、2011年には個人で3Dプリンターを組み立てた実体験と、リーダーとして主宰する「ものづくり系女子コミュニティ」の活動実績から、共感から共創へと移行する個人のものづくりの最先端をレポートします。
◎15:30~16:00
講演: 久保友香講師(東京工科大学メディア学部)
題目: デスクトップ・メイクアップ
講演概要: 近年、プリクラやスマートフォンアプリなど、画像処理で理想の顔に変身できるツールが人気です。それに伴い化粧の目的も、大企業が発信する流行顔を作ることから、“バーチャル”に作った自分の理想の顔を“リアル”に再現することへと変化し、化粧品を自作する人も出てきました。ここでは、「企業」から「個人」へと開放される化粧や化粧品のデザインの未来について展望します。
【展示および懇親会】16:00-17:00 6階セミナールーム2
学生・教員の研究成果をパネル展示する予定です。
●出版物展示
メディア学大系「メディア学入門」、「コミュニティメディア」(コロナ社)の書籍
http://taikei.media.teu.ac.jp/index.html
▼本件に関する問い合わせ先
東京工科大学 広報課
〒192-0982 東京都八王子市片倉町1404-1
TEL: 042-637-2119 / Fax.042-637-2059
E-mail: pr(at)so.teu.ac.jp(広報課)
※(at)は@に置き換えてください。
大学・学校情報 |
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大学・学校名 東京工科大学 |
URL https://www.teu.ac.jp/ |
住所 東京都八王子市片倉町1404-1 |
学長(学校長) 香川豊 |