テンプル大学ジャパンキャンパス

テンプル大学ジャパンキャンパスが誇る開校以来の「グローバル人材」育成――(2)日本の国際化対応への貢献

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テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都港区/学長ブルース・ストロナク、以下テンプルジャパン)は、2006年に大学のある港区と「連携協力に関する基本協定」を締結した。この協定に基づき、同区内の小中学校での異文化教育や教員研修、区民を対象とした英語による授業などを実施。また2009年には武蔵大学、武蔵高等学校中学校、および東北公益文科大学と基本協定を締結し、さまざまな教育交流を行っている。テンプルジャパンは、こうした連携を通じて日本社会の国際化対応を教育面から支援することを目指す。

◆港区との連携で小中学生の英語力向上や英語教員のスキルアップを支援
 テンプルジャパンの学生や職員らは、港区立の小中学校で行われている「異文化体験授業」にアシスタントとして参加。これまでにドイツやフランスをはじめ、スイス、ロシア、ブルガリア、中国、インド、スリランカ、ネパール、韓国、セネガル、サウジアラビア、オーストラリア、ペルーなどを出身とする学生および職員を派遣してきた。民族衣装や地図、写真などを使って出身国を英語や日本語で紹介し、生徒の興味を引き出すサポートをしている。

 また、同区には外国人居住者も多く、日本語を母国語としない生徒の日本語の指導や生活適応指導を行う「日本語適応指導員」として学生を派遣することも多い。コロンビアやボリビア、ペルー、ブラジル、中国、イラン、バングラデシュ、タイ、カンボジアなどの国籍を持つ小中学生らの指導を、当該言語を母国語とする学生らがそれぞれ担当。学生らは来日した当時の自身の体験をもとに、親身になって指導にあたっている。

 夏休みには、同区の中学2、3年生と小学5、6年生を対象とした「日本でできる国内留学プログラム」を開催。英語に触れる楽しさだけでなく、読む・聞く・話す・書くの4技能を開発するカリキュラムで、経験豊富な講師に加え、テンプルジャパンの外国人学生がアシスタントとして参加する。

  そのほか、区立小中学校の教員向けの「教員研修大学講座」に協力、英語教育の第一線で活躍する教員が講師を務めるほか、港区が成人教育の一環として開講している「区民大学」でも、唯一の英語による授業を提供している。

◆日本の大学との提携を通じて国際化に協力
 テンプルジャパンは、武蔵大学・武蔵高等学校中学校、および東北公益文科大学との協定に基づき、それぞれの在学生を対象とした夏の短期英語研修プログラムを提供している。また武蔵大学とは、2011年から図書館の相互利用を、2012年秋からは単位互換プログラムを開始。さらに根津育英会武蔵学園が提供する、英語圏の大学を目指す中高生向けの課外授業「ムサシ・テンプルREDプログラム」のカリキュラム開発も担当している。

 このほかにも、テンプルジャパンは国内のさまざまな公立・私立の教育機関からの要請に応え、米国大学ならではのカリキュラムによる英語教育プログラムを開発・提供している。
 
●港区との連携事業について
 http://www.tuj.ac.jp/jp/about/japan-campus/community-relations.html

(参考記事)
●テンプル大学ジャパンキャンパスが誇る開校以来の「グローバル人材」育成――(1)米国本校と同じ学位が取得できる「国内留学」
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5471

▼本件に関する問い合わせ先
 テンプル大学ジャパンキャンパス広報部
 TEL: 03-5441-9801
 E-mail: tujpr@tuj.temple.edu