東京工科大学

東京工科大学が8月3・4日にデジタルサイネージによる「物産展」を試験実施――地元の「八王子まつり」にて、開発中のICTソリューション「SmartMart」を初の社会実験

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東京工科大学(東京都八王子市/学長:軽部征夫)メディア学部では、デジタルサイネージ(※1)の新たな活用法の社会への提案として、プロジェクト「SmartMart(スマートマート)」を進めている。これは、商店街や役所、学校などにデジタルサイネージを設置することで、「人と人」「場所と場所」「人と場所」の間に新たなコミュニケーションを生むことを目的としたもの。8月3日(土)・4日(日)には同プロジェクトの社会実験として、大学のある八王子市で開催される「八王子まつり」にて、デジタルサイネージを使った「物産展」を試験的に実施する。

 「SmartMart」は、東京工科大学メディア学部のコンテンツ・ビジネス・イノベーション研究室(担当教員:吉岡英樹講師)が、デジタルサイネージの導入支援などを手がける地元企業(※2)らとの産学連携で開発を進めているICTソリューション。商店街や郵便局、スーパー、役所、学校などさまざまな場所にデジタルサイネージを設置することで、これまで繋がることがなかった「人と人」や「場所と場所」、「人と場所」の間で新たなコミュニケーションが生まれることをコンセプトとしており、将来的には、新しい情報提供サービスとしての事業化を目指している。

 今回の物産展では、秋田県横手市や新潟県中魚沼郡津南町といった各地の生産者の協力を得て、特産品などのコンテンツをデジタルサイネージで展示。好みの商品を選択し、情報をスマートフォンなどと連動させたり、チラシをその場で印刷し、自宅で商品を注文したりすることができる。
 また、46インチの大型ディスプレイやフルハイビジョンによる高精細の画像、動画コンテンツを用いることで、商品の魅力や生産者の思いをより忠実に伝えることを目指したシステムを提案する。

 同学部では、2010年から演習テーマとしてデジタルサイネージのコンテンツ研究開発に取り組んでおり、2011年には国内の大学として初めてデジタルサイネージソフトウェアを活用した演習を導入した。「SmartMart」は先端的なメディアビジネスの実践教育として行っているもので、連携企業のソリューション開発担当者の指導の下、約20名の学生が開発に携わっている。
 また、こうしたプロジェクトのほか、産学連携による実践的キャリア教育として「コーオプ教育(Cooperative Education)」も推進している。

◆プロジェクト「SmartMart」による物産展 実施概要
【日 時】8月3日(土)・4日(日) 11:00~18:00(両日とも)
【場 所】八王子まつり会場内「はちラボ」(東京都八王子市八日町、旧NTTビル・アプローチ空間) ※JR中央線・横浜線 八王子駅下車 徒歩10分
【協 力】
 株式会社ファン・ファクトリー(東京都八王子市)
 横手市観光協会(秋田県)
 株式会社津南ポーク(新潟県中魚沼郡津南町)
 有限会社うめ八(東京都八王子市)  ほか

※1 デジタルサイネージ: 屋外や店頭、公共空間、交通機関などあらゆる場所で、ネットワークに接続したディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するシステムの総称。次世代のメディア産業として、ハードウェア、コンテンツ、ICT、広告など幅広い分野で成長が期待されている。
※2 株式会社ファン・ファクトリー(東京都八王子市、代表: 大平富美子)など

(参考記事)東京工科大学が首都圏理工系大学として初めて「コーオプ教育」を本格実施――地元企業との試験実施の開始および学内支援センターの立ち上げ、産学連携による実践的人材教育の新たな取り組みに着手
 http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5318

▼本件に関する問い合わせ先
 東京工科大学 メディア学部
 担当: 吉岡
 TEL: 080-4663-4033
 E-mail: yoshioka@stf.teu.ac.jp

 同広報分室(ブランデックス・ジャパン)
 担当:園原
 TEL: 03-3564-2361
 E-mail: sonohara@brandex.co.jp