大阪産業大学

大阪産業大学ソーラーカープロジェクトが、「ソーラーカーレース鈴鹿2013」のドリームクラスで総合優勝――2年連続7度目の快挙を達成

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大阪産業大学ソーラーカープロジェクトは、8月2日(金)~3日(土)まで三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットにて行われた「FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2013(国際格式)」の最高峰クラスとなるドリームクラスの5時間耐久レースで総合優勝した。これは2年連続7度目の快挙となる。

 大阪産業大学ソーラーカープロジェクトは、同大が社会人基礎力の育成を目的として全学的に展開する「プロジェクト共育」の一環として行っているもの。学生らが自主的に各活動に取り組むことを通じ、問題解決能力を養うことを目指している。

 このたび同プロジェクトが参加した「ソーラーカーレース鈴鹿2013」では、8月2日にレースに向けた厳しい車検および本戦におけるスターティンググリッドを決めるタイムアタックを実施。同プロジェクトは昨年度に樹立した鈴鹿サーキット国際レーシングコースにおけるソーラーカー部門のコースレコードを大幅に更新し、翌日に控えた決勝レースでのポールポジションを獲得した。
 5時間耐久の決勝レースは、8月3日正午に灼熱の日差しの中、1stドライバーの三浦愛(機械工学科2012卒、(現)株式会社エクセディ)さんによって、スタートが切られた。

 途中、往年のライバルとされる芦屋大学チームと抜きつ抜かれつのデッドヒートが続いたが、終始、同大チームが首位を譲ることはなかった。
 今年度のレースは晴天に恵まれ、太陽光をエネルギー源とするソーラーカーにとっては格好のレースコンディションとなったが、炎天下の車内は非常に高温となり、ドライバーに負担のかかる展開が続いた。

 同大チームは他チームの様子を意識しながらも自分たちの立てた目標通りのペースで周回を重ね、開始から3時間で、ドライバーを三浦愛さんから2ndドライバーの三浦純さんへ交代した。
 また、ピットインの際にはフロントタイヤ2輪の交換を行ったが、ここでも日頃の練習の成果が発揮され、チームメンバーの迅速な作業により首位を譲ることのないままコースに復帰した。
 レース終盤には2位を走る芦屋大学チームに20秒差まで詰め寄られたが、余力を残していた同大チームはラップペースを上げ、そのまま逃げ切り最高周回数でチェッカーフラッグを受けた。これにより同大チームは2年連続7度目となる総合優勝に輝いた。

 また、8月4日のイベント「Ene1-GP」には、「Electric Vehicle」プロジェクトと「新エネルギービークルプロジェクト」が参戦。タイムアタックおよび耐久の2種目複合競技「EVパフォーマンスチャレンジ」に出場した「Electric Vehicleプロジェクト」は、昨年の雪辱を果たすべく大会に臨み、終始安定した走りで総合2位を獲得。
 充電式単3電池40本でどこまで走れるかを競う「KV-40チャレンジ」に参戦した「新エネルギービークルプロジェクト」も、終始安定したエネルギーマネジメントおよび学生たちの懸命な努力の結果、KV-1クラスでクラス3位、KV-2クラスで総合2位、大学・高専・専門学校部門におけるクラス優勝を飾った。

 ソーラーカーレースでチーム代表を務めた村上雅享(入試課事務員・プロジェクト支援兼務)さんと、「KV-40チャレンジ」でチーム代表を務めた須藤隆 (教育支援センター助手)さんは声を揃えて「今年は例年になく厳しい環境での戦いとなりましたが、これらの成果は、応援して下さった皆様のおかげであり、何よりも自分たちの夢に向かって一生懸命に頑張る学生たちの努力の成果です。」と笑顔で語り、ソーラーカープロジェクト学生代表を務める交通機械工学専攻2回生の小野田隼人さんは「今年はレギュレーションの変更があり、連覇を達成できるかの不安がありましたが、優勝することができ大変嬉しく思います。この勝利は、暑い中頑張ってくれたドライバーのお二人と、ご指導していただいた先生やOB・OGの方々、参加する学生がチーム一丸となって戦う事ができた結果だと思います。大阪産業大学で3年間ソーラーカーに携わることができたことは私にとっての誇りです!」と話した。

▼本件に関する問い合わせ先
 大阪産業大学 綜合企画室 学園広報課
 〒574-8530 大阪府大東市中垣内3-1-1
 TEL: 072-875-3001
 FAX: 072-871-9765

4584 FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2013(国際格式) 2年連続7度目の総合優勝