女子聖学院中学校・高等学校

女子聖学院中学校が2015年度入試で大幅な改革を実施――日曜に試験実施、検定料の値引きも

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女子聖学院中学校高等学校(JR山手線駒込駅徒歩7分)は今では数少なくなった完全中高一貫の女子校である。新校長が就任し、また来年度には110周年を迎える名門女子校が2015年入試において大きな改革を行う。その第一弾が「入試日程」と「検定料」である。

 女子聖学院中学校高等学校は1905年創立のミッションスクールである。その伝統校が2015年入試において、大きな変革に取り組もうとしている。

 一つ目は「入試日程」である。東京都の中学入試解禁日は2月1日だが、2015年は日曜日に当たる。ミッションスクールにとって、日曜日は教会生活を守る上で非常に大事にしていることの一つ。そのため、これらの学校では日曜日に試験を行わない場合が多いが、女子聖学院中学校では来年、あえて1日午前より入試を行うことにした。
 二つ目は「検定料」である。多くの学校では一回の検定料が2万円台であるが、女子聖学院は2回までの出願は「1万8000円」と2万円を切る設定とした。また、志願度の高い受験生は3回以上出願することが多いが、その場合でも「2万2000円」と受験しやすい金額に抑えた。

 この2つの改革に共通しているのは『受験生への配慮』である。一つ目の「日曜入試」については、女子聖学院はまずは受験生への門戸を広げ、入学した生徒にキリスト教教育を伝えていきたいと考えている。二つ目の検定料においても、受験生の立場に配慮している。保護者や塾関係者などから「現在の入試検定料は高い」との声が聞こえてくる中、改革に臨んだ。5校(5回)出願しただけでも保護者の負担は大きい。そこで、第1志望でない人にも女子聖学院を視野に入れてもらうためにも、2回までの出願で「1万8000円」とした。

 この他、入学金についても入学者の負担が少しでも軽くなるよう検討している。募集要項が正式に発表されるのは6月の予定。

▼本件に関する問い合わせ
 女子聖学院中学校高等学校広報室
 広報室長 清水明子
 〒114-8574 東京都北区中里3-12-2
 TEL:03-3917-5377(広報室直通)

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