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立命館大学とサハリン国立総合大学(ロシア)が協力協定を締結

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立命館大学は5月27日(火)、ロシアのサハリン国立総合大学(Sakhalin State University)と協力協定を締結した。

 今後、協定にもとづき、政策科学部の宮脇昇教授と上久保誠人准教授のゼミ生(計34名)とサハリン国立総合大学経済東洋学部における経済学・東洋学の学生交流プログラムの実施(今夏を予定)や2015年度からロシア語科目の開講を予定している政策科学部における学生のPBL(プロジェクトベースドラーニング)やフィールドワークを中心に、両大学の学生交流を進めていき、将来的には学生交流プログラムの実施も検討する。

 協定調印式では友好的なムードの中、サハリン国立大学のイゴール・ミネルビン学長と立命館大学の川口清史学長が協定書への署名と写真撮影を行った。

 なお、今回の締結は京都の大学では初となる。

■立命館大学とサハリン国立総合大学との協力協定締結について
 締結日: 2014年5月27日(火)
 場所: サハリン国立大学
 協定内容: 1.教員の交流 2.学生の交流 3.共同の研究プロジェクト 4.共同研究会 5.共同の文化プログラム
 協定期間: 2014年5月27日から5年間

【今回の協定の立命館大学の狙い】
 アジアの世紀と呼ばれる21世紀は、極東ロシアとの関係性も重要になります。グローバル化する社会において、「多文化協働できる人材の育成」を掲げる本学にとって、国際性・多様性に満ちた「学びの場」を提供することは重要な取り組みの一つです。今回のサハリン国立総合大学との協定はロシアの大学の教員や学生との交流の新たなステップとして位置づけています。

【協定調印式における両学長のコメント】
<川口学長>
 21世紀はアジアの世紀、特に極東ロシアが重要となる。現在、立命館大学とロシアの大学との具体的な交流は端緒についたばかり。サハリン国立総合大学との協定は、ロシアの大学との交流の新たなステップとなる。本協定は、本学学生のPBLの場として、さらに将来的には本格的な交換留学を実施したい。さらに、附属校との連携、共同研究、教職員交流を進めてきたい。

<イゴール・ミネルビン学長>
 従来から日本の大学と交流をしてきたが、京都の立命館大学との協定は大変光栄である。本協定を契機に、日本とのスポーツ・文化交流を積極的に進めるとともに、大学の国際化をさらに一層進めていきたい。立命館の附属校のシステムは素晴らしくぜひ参考にしたい。また、今後キャンパス整備を進めるプランもあるので、立命館大学が2015年4月に開設する「大阪いばらきキャンパス」のプランをぜひ参考にしたい。

【サハリン国立総合大学について】
 1949年に設置されたサハリン州で唯一の国立大学で、学生数11,700名、教職員数2,000名を有しています。同大学経済東洋学部には日本語学科があり、100人以上の学生が日本語を学んでいます。また、日本語教育の積極的な展開に加え、石油ガスの天然資源に関する研究や樺太・千島の先住民研究についての調査研究でも極東地域での拠点となっており、日本、韓国、中国を含めた北東アジア圏での交流も活発に行われています。

5434 協定式の様子

5435 スピーチコンテストの様子

5436 講演会の様子