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城西大学水田美術館が7月9日から8月9日まで企画展「河上恭一郎ガラスの世界」を開催――現代を代表するガラス作家のひとり、河上恭一郎氏の作品を展示

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城西大学(埼玉県坂戸市)水田美術館は7月9日(水)から8月9日(土)まで、企画展「河上恭一郎ガラスの世界」を開催。50年にわたってガラスと向き合い、「用の美」から「オブジェの美」へと幅広い展開を示す河上氏の作品約220点を紹介する。7月19日(土)と26日(土)には同氏によるギャラリートークを開催。入場料は一般300円。同大学生と高校生以下は無料。

 河上恭一郎氏は1933年、千葉県生まれ。曾祖父の小出兼吉は明治政府による近代日本産業化政策のひとつとして始まった品川硝子製造所で学び、祖父の河上伝次郎はその小出にガラス組成の調合を学んだ。恭一郎氏は祖父の影響でガラスへの興味を持つようになる。
 東京藝術大学工芸科図案部卒業後は、松下電器産業で広告デザインを、保谷硝子でガラス器のデザインを手がけ、その後フリーランスとなった同氏は、オブジェとしてのガラス作品まで分野を広げ、伝統を守りながらも常に新しい視点でガラスと向き合って、創作活動を続けてきた。

 今回の企画展では、50年という長きにわたって同氏が見つめてきたガラス素材を生かした作品約220点を紹介する。「用の美」から「オブジェの美」へと幅広い展開を示す同氏の作品群を楽しめる。
7月19日(土)と26日(土)には午後1時30分から午後2時20分まで、同氏によるギャラリートークを開催する(参加無料・要入場料)。

●河上恭一郎 略歴
 1933年千葉県に生まれる。東京藝術大学工芸科図案部卒業。松下電器産業株式会社、株式会社保谷硝子勤務を経て1987年フリーに。
 1965年~66年JETRO海外デザイン研究員としてスウェーデン、フィンランドに留学。
 1979年「New Glass A World Survey展」入選。1980年「現代ガラスの美とヨーロッパと日本」(東京・京都国立近代美術館)、1986年「日本のガラス300年 江戸から現代まで」(サントリー美術館)、1991年「能登島・グラス・アート・ナウ」(石川県能登島ガラス美術館)、1999年「日本のガラス2000年 弥生から現代まで」(サントリー美術館)に出品。1979・91・2000・06・10・13年、和光ホール(東京・銀座)で個展を開催。

◆企画展「河上恭一郎ガラスの世界」開催概要
【日時】
 2014年7月9日(水)~8月9日(土)
【会場】
 城西大学水田美術館(〒350-2095 埼玉県坂戸市けやき台1-1)
 東武生越線川角駅下車、徒歩10分
【開館時間】
 午前10時~午後4時
【休館日】
 日曜・月曜・祝日
 ただし、7月21日(月・祝)は開館、22日(火)は振替のため休館
【入場料】
 一般: 300円
 城西大学生・高校生以下: 無料

▼本件に関する問い合わせ先
 城西大学水田美術館
 TEL: 049-271-7327