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工学院大学は、国際的な教養や創造性と工学技術を柔軟に組み合わせ、社会に新しい技術を普及する“科学技術イノベーション”を実現できる研究者・技術者の育成を目的に、2015年4月、「先進工学部」を開設する。
[先進工学部開設の社会的背景]
●世界に広がる課題
環境問題、資源・エネルギーや食糧確保といった地球全体の問題には、国を超えた長期間に渡る取り組みや新しい発想が必要とされている。
●日本の置かれた現状
資源やエネルギーに乏しい日本においては、災害対策や少子高齢化社会への対応など新たな課題もある。確かな基礎力・実践力を身に付けた、既成概念にとらわれない“科学技術イノベーション”を創出する人材の育成が重要となる。
●国の科学技術政策
2011年度から科学技術基本法に基づき、現代社会の課題に対応するための“科学技術イノベーション政策”が推進されている。専門化・高度化が進んだ科学技術の各分野間の、柔軟な結合や連携が求められている。
[先進工学部開設のねらい]
●工学とその周辺分野である理学・農学・薬学・医療技術などを組み合わせることによって、社会に新しい技術を普及する“科学技術イノベーション”を実現できる研究者・技術者を養成する。
●建学以来、127年に渡り社会の発展に貢献する多くの技術者を輩出し、工学を知り尽くした本学だからこそ出来る、魅力ある「先進工学部」をめざす。
[先進工学部の特徴]
●特色ある5つの学科
<生命化学科> …入学定員70名
複雑な生命現象を化学というシンプルな言語で理解し、表現する力を養う。さらに有用な化学物質を創出し、医薬品や医療技術の開発、生物資源の有効利用に応用することで、社会に貢献できる研究者・技術者を育成する。
<応用化学科> …入学定員95名
基礎となる5科目を土台に化学の専門性を磨くとともに、ものづくりの素養も修得。暮らしに密着した食品・バイオや未来の次世代エネルギー素材など、化学の力で課題に取り組み、幅広い産業分野で活躍できる化学技術者・研究者を育成する。
<環境化学科> …入学定員70名
化学系の基礎科目や実験・実習を通して、環境の実態を捉え、改善する方法を学ぶ。さらに、最先端の化学技術を駆使して、環境を保全する技術や環境負荷を低減する技術をつくり出し、持続可能な社会に貢献できる技術者・研究者を養成する。
<応用物理学科> …入学定員65名
基礎として物理を学び、数学を道具として使用し、さらにそれをものづくりに応用する工学のセンスを身につける。物理学と工学を融合した学びの中で、専門領域を超える柔軟な発想力と実践的な研究開発能力を持ったエンジニアを養成する。
<機械理工学科> …入学定員65名
数学や物理などの基礎学力と工学の基礎知識を応用して、グローバルな規模で社会的、工学的課題を解決する能力を身につける。異なる知識・文化・習慣を持つ人々と円滑にコミュニケーションがとれ、国際的な視野で活躍できる技術者を養成する。
●学びの理解度を深めるクォーター制
1年を4期に分けるクォーター制は、学修サイクルが短いため、学生の理解度に合わせて柔軟な教育を可能にする。また海外大学のアカデミックカレンダーに柔軟に対応することができ、グローバル化の進展と学生の留学機会を拡大する。
●ハイブリッド留学プログラムの充実
日本初、本学独自の留学プログラムである“ハイブリッド留学プログラム”を通して、学習・研究につながる興味を見つけ、国際規模の広い視野で学習意欲を高めることができる。
●基礎から応用まで見通したバランスある教育
1年次は学部共通のプログラムで幅広い領域を学ぶことによって、基礎をしっかり固める。2年次からは各学科の専門科目に軸足を置きながら、多様な専門分野を横断的に学ぶことができる。
●高度な専門性を高める大学院進学と幅広い分野への就職
専門性を深めるため、多彩な研究領域を持つ大学院を設置している。また、幅広い領域を学ぶ本学部は、専門分野への就職はもちろん、複合的な分野の知識を生かせる業種への就職もめざせる。
●所定単位の修得で、教職免許の取得も可能
1・2年次に理系の基礎科目をしっかり学び、所定の単位を修得することで、中学校・高等学校教諭一種免許状(理科・数学・工業)の資格取得が可能。
※取得できる免許は学科により異なります。文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性がります。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人 工学院大学 総合企画部広報課 担当:佐野・関根
TEL: 03-3340-1498
FAX: 03-3340-1648
E-mail: gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp
大学・学校情報 |
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大学・学校名 工学院大学 |
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URL https://www.kogakuin.ac.jp/ |
住所 東京都新宿区西新宿1-24-2 |
学長(学校長) 今村 保忠 |