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日本工業大学が「第8回マイクロロボット高校生大会」を実施

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日本工業大学(埼玉県宮代町/学長:波多野純)では9月13日(土)に「第8回マイクロロボット高校生大会」を開催。1インチ(2.54cm)角の自作マイクロロボットがさまざまなコースを走行し、タイムを競った。今回は6都県66名、85台がエントリー。マイクロ化による省エネ、省資源などエコロジー関連技術の向上にも寄与した。

 日本工業大学(埼玉県宮代町/学長:波多野純)では9月13日(土)に「第8回マイクロロボット高校生大会」を開催した。

 このコンテストに出場するマイクロロボットはわずか1インチ(2.54cm)角の大きさだが、CPUやバッテリーを搭載し、従来の数十cmのロボットに匹敵する機能を持っている。  

 競技内容としては、定められた周回コースをこのロボットに自立的に走行させ、1周の周回走行時間(ラップタイム)を競うというスタイル。走行競技用のグランドはA2用紙(約40×60cm)程度で、机やテーブルの上で気軽に試走できる。

 ロボットの構成材料も実習等で余った端材で製作が可能で、マイクロ化により省エネルギー、省資源を目指すエコロジーなロボットコンテストでもある。こうした点が評価され、平成21年度より全国工業高等学校長協会ジュニアマイスター顕彰の対象コンテストにも認定されている。

 同コンテストは学園創立100周年行事の一環として2007年に実施され、ロボット工学、マイクロ・ナノテクノロジー、環境問題などが考慮されたコンテストということで、高校関係者を中心に問い合わせが多く、継続的に開催することが決定している。

 8回目となる今回は、1都5県10高校から66名、85台がエントリーとなった。

 初心者を対象としたノビス部門では昨年比2 倍を超える39 台がエントリーし、うち11台が完走した。エキスパート部門では46台中20 台が予選を完走し、その上位8名が、1戦ごとに難易度が上がるコースを舞台に決勝トーナメントで熱戦を繰り広げた。準優勝機は実行委員会開発の入門者向けモデルがベース。入門機でも工夫次第で上位入賞できることが示された。

■実施日: 9月13日(土)
■開催場所: 日本工業大学 宮代キャンパス
  日本工業大学体育館

●マイクロロボコンWEBサイト
 http://ise.nit.ac.jp/mrc.html

▼本件に関する問い合わせ先
 日本工業大学  創造システム工学科
 櫛橋 康博
 TEL: 0480-33-7512 
 E-mail: kusihasi@nit.ac.jp

5985 わずか1インチ角のマシン

5986 白熱した競技の様子