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聖徳大学が「食」に関する講演会を開催

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聖徳大学(千葉県松戸市 学長/川並弘純)はこのたび「聖徳大学『食』に関する講演会」を開催する。11月8日は「摂食弱者にやさしい食品」、11月9日は「コミュニティの視点から車椅子利用者の健康づくりを考える」。

■聖徳大学 食に関する講演会
・日 時
 1日目: 平成26年11月8日(土)14:00~15:30
 2日目: 平成26年11月9日(日)14:00~15:30
・会 場: 聖徳大学1号館2階1219教室
        JR常磐線・新京成線「松戸駅」下車、東口徒歩5分
※事前申込不要・参加費無料

・定 員: 200名(申込不要・入退場自由)

・主 催: 聖徳大学人間栄養学部

・後 援: 松戸市教育委員会、市川市教育委員会、柏市教育委員会、取手市教育委員会

○1日目
「摂食弱者にやさしい食品-高齢者食・介護食の開発と利用-」
・講 師: 伊藤 裕子氏
      (キユーピー株式会社研究開発本部商品開発研究所介護食チーム チームリーダー)
・共 催: 公益社団法人 日本フードスペシャリスト協会

 日本社会の高齢化にともない、十分に噛めない咀嚼力不足、食物が飲み込めない嚥下困難などの摂食弱者が増えている。摂食弱者のニーズに応えるため、我が国の食品業界では様々な加工技術を駆使し、医療機関とも連携して、高齢者食・介護食を開発してきた。その結果、従来のペースト食ではなく、外観も風味も本来の調理品と同様で、テクスチャーだけが異なる食品も登場し、その市場も拡大している。福祉の観点からも食べる悦びは重要であり、これらの新規食品は福祉、医療の関係者からも高く評価されている。本講演では、高齢者食・介護食の開発の背景と現状、施設や一般店舗における利用状況をを紹介し、咀嚼や嚥下の障害に悩む人への適切な食の提供について考えることを目的とする。

○2日目
「コミュニティの視点から車椅子利用者の健康づくりを考える-自立/自律している人を支える環境づくりをめざして-」
・講 師: 稲山 貴代氏(首都大学東京人間健康科学研究科 准教授)
・共 催: 一般財団法人 全国栄養士養成施設協会

 高齢者人口の増加や、生活習慣病が原因となって生じる中途障害の増加に伴い、障害を負う人々は年々増加している。本講演では、障がい者のヘルスプロモーションについて考える。身体障害のうち最も多い肢体不自由の車椅子利用者の方を対象とした研究から、栄養管理のためのガイド、食生活管理のためのガイドを作成するための基礎資料となる科学的根拠をご紹介する。高齢化にともない、飲み込みが悪くなる、聞こえにくくなる、歩くのが困難になるなど、多くの人は何らかの障害をかかえながら最後を迎えることになる。本講演をとおし、自分の身近な人のこと、自分の大切な人のこと、そして自分のこととして、どのような支援的環境にあるコミュニティづくりができるか考える。

▼本件に関するお問い合わせ先
 聖徳大学知財戦略課
 〒271-8555
 千葉県松戸市岩瀬550
 TEL: 047-365-1111(大代表)