城西大学

学校法人城西大学が11月7日に講座「『清順美学』考察~鈴木清順が国内外の映画監督に与えた影響~」を開催

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学校法人城西大学は11月7日(金)、東京都千代田区の東京紀尾井町キャンパスで、講座「『清順美学』考察~鈴木清順が国内外の映画監督に与えた影響~」を開催する。これは、社会人を対象にした「城西エクステンション・プログラム」の一環として行われるもの。講師はフランスの大学で鈴木清順監督の研究に携わった、アテネ・フランセ講師のフィリップ・ベソー氏が務める。要事前予約。受講料1,000円。

 鈴木清順監督は日本を代表する映画監督であるが、1990年代に監督を知った人の中にはドラマやバラエティ番組に顔を出していたことから、少しクセのある老怪優といった印象を持つ人も多いかもしれない。

 鈴木監督は1960年代に日活映画スタジオで『東京流れ者』『殺しの烙印』など、カラフルで滑稽な映画を監督。その手法が「清順美学」と呼ばれるほど人気を得たが、その独創的な作風が日活に理解されず、1967年に解雇された。
 その後、不遇の時代を過ごすことになったが、2000年代まで映画監督を続け、ジム・ジャームッシュ、ウォン・カーウァイ、クエンティン・タランティーノら西洋映画とアジア映画の監督たちに大きな影響を及ぼした。

 今回の講座では、1960年代の日本映画史の中で鈴木監督が占めた位置を紹介し、その時代の日本映画の製作の状況と過程を考察する。さらに、鈴木清順映画の演出と美術の特徴を同時代の監督のそれらと比較しながら紹介。最後に、鈴木監督の影響を受けた監督の作風の中に、その影響がどのように見られるかを説明する。

 講師は、フランスの大学で鈴木監督の研究を行ったフィリップ・ベソー氏。ペソー氏は語学学校アテネ・フランセの講師で、日本語に堪能であるため、日本語で講義を行う。

◆講座「『清順美学』考察~鈴木清順が国内外の映画監督に与えた影響~」 概要
【日 時】 11月7日(金)15:00~16:30
【会 場】
 学校法人城西大学東京紀尾井町キャンパス1号棟
 (東京都千代田区紀尾井町3-26)
【アクセス】
・東京メトロ有楽町線麹町駅から徒歩3分
・東京メトロ南北線永田町駅から徒歩5分
・東京メトロ半蔵門線半蔵門駅から徒歩7分
・JR中央線・総武線四ツ谷駅から徒歩10分
【定 員】 20人
【受講料】 1,000円

●講師
 フィリップ・ベソー/アテネ・フランセ講師
 国立東洋言語文化大学Master2修了。日本語能力試験1級を持ち、日本語が堪能。東京の語学学校や高校、大学等で豊富な教授経験を持つ。現在、 アテネ・フランセでは、フランス語講座(総合講座、仏検対策講座、書き取り、プライベートレッスン等)を担当。大道芸が得意な一面も。

▼申し込み・問い合わせ先
 城西エクステンション・プログラム事務局
 TEL: 03-6238-1400
 FAX: 03-6238-1399
 E-mail: kioiclub@jiu.ac.jp