立命館大学

「運動を生活カルチャー化する」福井県若狭町で社会実装実験を行うための研究協力協定を締結――立命館大学

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立命館大学センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム研究拠点(運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点)と福井県若狭町は、11月10日(月)、若狭町役場で「研究協力に関する協定書」を締結した。

 現在、若狭町では、少子高齢化や人口減少に対応するため、「次世代の定住促進」「住民自治の推進」を基本戦略に据え、まちづくりを推進している。
 その一環として2013年度より立命館大学の研究者や学生と定期的な意見交換などを行っており、「健康増進による地域コミュニティの活性化」が重要なテーマのひとつとして浮上していた。
 一方、立命館大学センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム研究拠点では現在、「運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点」を目指した研究が進んでいる。

 今回の協定では、同研究拠点の取り組みを (1)社会実装実験として若狭町で展開すること、(2)実験結果を基に、若狭町での運動誘発プログラムを開発することを取り決めとして交わし、今後連携協力を進めていく。

 協定式では森下裕・若狭町長と伊坂忠夫・立命館大学スポーツ健康科学部教授が協定書にサインし、堅い握手を交わした。協定期間は2014年11月10日から2015年3月31日までとしている(双方合意のもとで延長する可能性がある)。

■「運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点」の研究概要について
 科学的エビデンスに基づく健康増進運動プログラムと次世代機能性食品による内臓脂肪減少や認知機能改善効果の有効性検証と、健康度・感性度評価機器開発により、運動と食の統合型プログラムの実現可能性を追求する。
※研究概要の詳細については下記URLをクリックして資料をご覧ください。

<資料>「運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点の説明資料」
 http://www.ritsumei.jp/news/pdf/headline141110.pdf

■COI(センター・オブ・イノベーション)プログラムとは
 日本が、今後国際的な競争の中で生き残り、経済再生を果たしていくために、革新的なイノベーションを連続的に生み出していくことを狙い、平成25年度から文部科学省がスタートさせた事業。
 現在潜在している将来社会のニーズから導き出されるあるべき社会の姿、暮らしのあり方を設定し、このビジョンを基に10年後を見通した革新的な研究開発課題を特定した上で、既存分野・組織の壁を取り払い、基礎研究段階から実用化を目指した産学連携による研究開発を集中的に支援する。この事業では、企業や大学だけでは実現できない革新的なイノベーションを産学連携で実現するとともに、革新的なイノ ベーションを創出するイノベーションプラットフォームを我が国に整備することを目的としている。

■COI拠点の採択種別
 COI拠点には次の4種類があり、今回実装実験を行う主体となる同大の「運動を生活カルチャー化する健康イノベーション拠点」はCOI-T(トライアル)に採択されている。

▼本件に関する問い合わせ先
 立命館大学広報課
 TEL: 075-813-8300

6271 堅い握手を交わす森下裕・若狭町長(右)と伊坂忠夫・立命館大学スポーツ健康科学部教授(左)