多摩大学

多摩大学が11月15日に創立25周年記念シンポジウムを開催――寺島実郎氏(多摩大学学長)・宮島和美氏(株式会社ファンケル社長)・阿部裕行氏(多摩市長)が登壇

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多摩大学(東京都多摩市)は11月15日(土)に創立25周年記念シンポジウム「多摩の『健康まちづくり産業』を構想する」を開催する。当日は、この構想を追求する可能性や課題について、多摩大学学長の寺島実郎氏、多摩市長の阿部裕行氏、株式会社ファンケル社長の宮島和美氏が講演。そのほか、取り組み事例や研究成果発表、パネルディスカッションを行う。また、「健康まちづくり産業」に関する展示会も同時開催する。入場無料。事前申し込み不要。

 多摩大学は新しい研究・教育のドメインとして「健康まちづくり産業」を掲げている。「健康まちづくり」とは、持続可能な地域の暮らしをつくるために、地域の健康課題を解決する取り組み全般を指す。肉体的にも、精神的にも、社会的にも健康であるためには、地域による下支え(医療、福祉、食、住環境、交通、教育、スポーツ、エンターテイメント等の事業の連携)が必要であり、地域の健康資源を活用し、元気、生きがい、安心という健康価値を創造し、一人ひとりが自由を拡大し、豊かで幸せな人生をデザインできる地域社会をつくることである。
 「健康まちづくり産業」とは、上記の健康価値を創造する事業を営む企業、NPO等を、業界を超えて、同じ「種」としてとらえ、人口減少社会における新しい産業・仕事として構想し、開発することである。

 この産業は「グローカル」なビジネスとしても展開する可能性を持つ。特にアジアでも起きる急速な高齢化に対応するためにも重要な布石となる。現状では、明確な「健康まちづくり産業」の定義や研究があるわけではなく、このたびのシンポジウムでは、「健康まちづくり」が価値を持ち、ビジネスにもなることへの社会的・時代的要請を寺島実郎(多摩大学学長)・阿部裕行氏(多摩市長)・宮島和美氏(株式会社ファンケル社長)の3者が講演。「健康まちづくり産業」の構想を産官学で検討する。そのうえで、「健康まちづくり産業」につながるいくつかの研究や事例を紹介することで、イメージを膨らませ、パネルディスカッションで、その可能性や課題を討議しながら、その統合的なコンセプト・キーワードを導出していく。

 また、同時開催の「健康まちづくり産業」展示会では、「健康まちづくり産業」の未来につながる事例や商品を体感できる。

◆多摩大学創立25周年記念シンポジウム「多摩の『健康まちづくり産業』を構想する」
【日 時】 11月15日(土)13:00~16:30
【会 場】 多摩大学 多摩キャンパス 001教室
【入 場】 無料
【主 催】 多摩大学、多摩大学総合研究所
【後 援】
 京王電鉄株式会社、多摩市、多摩信用金庫、株式会社ファンケル、多摩大学同窓会
【協 力】 株式会社サンリオエンターテイメント
【プログラム】
●13:00~
・開会の挨拶
・式 辞
・来賓祝辞  八木敏郎 多摩信用金庫理事長
●13:20~ キーノートスピーチ
・寺島実郎(多摩大学学長)
・宮島和美(株式会社ファンケル 代表取締役 社長執行役員)
・阿部裕行(多摩市長)
※3者のキーノートスピーチ終了後、記念撮影。
●14:30~ 研究・事例発表
・株式会社ファンケルヘルスサイエンス「予防医療事業の取組み」
 青砥弘道(株式会社ファンケルヘルスサイネンス 戦略推進本部長)
・京王電鉄株式会社「京王電鉄の取組み」
 都村智史(京王電鉄株式会社 総合企画本部 沿線価値創造部長)
・多摩大学「健康ビッグデータにおけるICTの利活用について」
 久保田貴文(多摩大学経営情報学部 准教授)
●15:25~ パネルディスカッション
・青砥弘道(株式会社ファンケルヘルスサイエンス 戦略推進本部長)
・荒井康弘(多摩市健康福祉部部長)
・小巻亜矢(株式会社Nal代表取締役、サンリオピューロランド ゼネラルプロデューサー)
・都村智史(京王電鉄株式会社 沿線価値創造部部長)
・久恒啓一(多摩大学総合研究所所長)

◆同時開催 「健康まちづくり産業」展示会
【日 時】 11月15日(土)・16日(日) 10:00~17:00
【会 場】 多摩キャンパス T-Studio 2階
【入 場】 自由

 詳細は下記を参照
 http://www.tama.ac.jp/guide/25th/symposium141115.html

▼本件に関する問い合わせ先
 多摩大学学長室
 TEL: 042-337-7300
 FAX: 042-337-7103
 E-mail: koho@gr.tama.ac.jp