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清泉女子大学(東京都品川区)は11月20日(木)に、スペイン・セビーリャ大学准教授で清泉女子大学キリスト教文化研究所客員所員のフリアン・ゴンザレス・バレラ氏による講演会を開催。「黄金世紀演劇におけるインディアノ像 ―新大陸成金に対する憧れと嘲りの眼差し―」と題して、16、17世紀のスペインで「インディアノ」と呼ばれた人々について、戯曲での扱われ方を中心に解説する。事前予約不要。入場無料。
スペイン黄金世紀におけるもっとも魅力的な登場人物のひとつが、「インディアノ」と呼ばれた、新大陸で財を成して帰国した人々である。身分制度が厳格に定められた16、17世紀の社会において、彼らは分類が難しい存在であった。彼らはアメリカやアジアで波瀾万丈の人生を送った後、莫大な財産とともにスペインに帰国した一握りの人々である。インディアノは、嫉妬、違和感、賞賛のないまぜになった視線にさらされながら、スペイン社会の中に位置を占めていくことになる。
インディアノは戯曲の中で、富にもかかわらず、しばしば揶揄される存在である。召使いにはお人好しと笑われ、貴婦人たちは、結局、富よりも大事な情熱の対象である恋愛を優先し、色男に鞍替えしてしまうのである。
今回の講演会では、スペイン黄金世紀を代表する劇作家ロペ・デ・ベガについて研究しているフリアン・ゴンザレス・バレラ氏が「インディアノ」について、当時の演劇を通して解説する。
◆フリアン・ゴンザレス・バレラ客員所員講演会
【テーマ】
黄金世紀演劇におけるインディアノ像 ―新大陸成金に対する憧れと嘲りの眼差し―
Oro, monas y papagayos : el indiano en el teatro del Siglo de Oro
【講 師】
フリアン・ゴンザレス・バレラ先生
(セビーリャ大学准教授、清泉女子大学キリスト教文化研究所客員所員)
【日 時】
11月20日(木) 18:15~19:45
【会 場】
清泉女子大学 1号館 3階 133教室
(〒141-8642 東京都品川区東五反田3-16-21)
・JR、都営地下鉄浅草線、東急池上線 五反田駅から徒歩約10分
【共 催】
キリスト教文化研究所、スペイン語スペイン文学科
【講演者プロフィール】
●フリアン・ゴンサレス・バレラ
スペイン黄金世紀を代表する劇作家ロペ・デ・ベガについて研究している。
現在はセビーリャ大学准教授。
※入場無料(予約申し込み不要)、日本語通訳付き
▼本件に関する問い合わせ先
清泉女子大学 キリスト教文化研究所
TEL: 03-3447-5551(代)
E-mail: kiribun@seisen-u.ac.jp
清泉女子大学 スペイン語スペイン文学科
TEL: 03-3447-5551(代)
E-mail: nagano@seisen-u.ac.jp
大学・学校情報 |
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大学・学校名 清泉女子大学 |
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URL https://www.seisen-u.ac.jp/ |
住所 東京都品川区東五反田3-16-21 |
清泉女子大学の建学の精神は、キリスト教ヒューマニズムにあり、「まことの知・まことの愛(VERITAS et CARITAS)」の追究をモットーとしています。少人数教育による人格的触れ合いを通して、自分で考え、判断し、決断することのできる女性を育成します。また自国の文化と異文化を理解し、地球市民として共に生きる姿勢を大切にし、地に足のついた緑ゆたかな大樹のようにしっかり育てます。 |
学長(学校長) 山本 達也 |