工学院大学

工学院大学、中高大 学園一斉・地震防災訓練を11月27日に実施
[防災キオスク]フロアサイネージ型の活用実験を同時実施
~ 災害時、分断され混乱する高層ビル内の情報を共有するために ~

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 学校法人 工学院大学(所在地:東京都新宿区、理事長:高田 貢)は、首都直下型地震 震度6強が発生した場合を想定した防災訓練を、2014年11月27日(木)に実施する。
訓練は、新宿キャンパス、附属中学高校含む八王子キャンパスの学園全体で同時に行い、災害時におこりうる火災・ケガ人などの発生を取り入れる発災対応型となる。

【[防災キオスク]フロアサイネージ型の活用実験を実施】
今回の防災訓練では、[防災キオスク]フロアサイネージ型とタブレットを使い、災害時に必要な情報や各フロアの被災状況、負傷者のヘルプ発信、応急手当の方法を、行き来が困難になった建物内で双方向で共有できるシステムを実施する。
このシステムは東日本大震災時に情報が手に入らないことによる混乱が起きたことを踏まえて、地域の情報を共有するために中島 裕輔准教授(建築学部まちづくり学科)らが開発した[防災キオスク]の、高層ビルという狭いエリア版。災害時、分断されがちな他フロアの被災状況や、負傷し助けをもとめる人の存在を共有することもできる。

停電時でも学内ネットワークを使用し、災害本部・保健室とタブレットをつなぐことができるため、情報の共有により、人手が必要なポイントに適切な助けを届けることが可能となる。担架・応急処置道具の場所を表示し、応急手当を保健室等から遠隔で指示することによって、応急手当の知識や経験がなくてもけが人の処置が可能になる。このシステムの構築により自助・共助の効率よい実現をめざしていく。

[防災キオスク]フロアサイネージ型活用実験では、各フロアに2台セットで設置(今回は建築学部フロア24-26階のみ)し、緊急地震速報・待機指示・避難指示、避難経路と避難場所を表示する一方、タッチパネル操作により負傷者情報や二次災害、建物の損傷度合いなど現場からの情報を発信して、双方向の情報共有による素早い対応が期待できる。

【平常時は情報発信のステーションとして稼働】
[防災キオスク]フロアサイネージ型は、[防災キオスク]と同様、平常時はイベント情報や大学周辺の天気情報など、お役立ち情報の発信ステーションとなる。これにより、[防災キオスク]フロアサイネージ型の存在を意識させ、災害時に「情報はここで得られる」と認識を持つことができる。

【学生が構築した災害ネットワークシステムの今後】
本システムは中島研究室の学生たちが構築しており、今回防災訓練での活用実験での結果を踏まえ、いずれは各フロアに設置。災害時に備えたいとしている。

    ■ 工学院大学 地震防災訓練 概要 ■
 2014年11月27日(木) 14:10~16:10
 想定 ― 14時10分 首都圏直下型地震 震度6強の発生

◆学園全体で行う合同防災訓練
新宿キャンパス・八王子キャンパスおよび附属中学・高校で同時開催

◆学校地区自衛消防隊及び震災対応マニュアルに基づく訓練
大学教員を含む教職員協力で、自衛消防活動にとりくむ体制

◆情報共有の訓練を強化
IP電話や長距離無線LANシステムを活用した実際さながらの情報のやりとりを行う

◆実地訓練と体験型訓練(防災イベント)の2部構成
防災イベントの「地震動シミュレーター体験」「AED・心肺蘇生法講習」「仮設トイレ設置」など

◆東北福祉大学(TKK連携大学)の学生の講演と映像で被災体験を知る
以上

<本件に関するお問い合わせ>
学校法人 工学院大学 総務・人事部総務課
 TEL:03-3340-0121

<取材に関するお問い合わせ>
学校法人 工学院大学 総合企画部広報課  担当:佐野・関根
TEL:03-3340-1498/e-mail:gakuen_koho@sc.kogakuin.ac.jp

6322 フロアサイネージ画面イメージ