関西福祉大学

関西福祉大学が学生を対象に「災害学生ボランティア養成研修会」を開催――有事に備えて災害ボランティア活動の基本的な知識を身につける

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関西福祉大学は11月26日(水)に、学生ボランティア活動支援センターが行っている「災害学生ボランティア登録制度」に登録した学生を対象とした「災害学生ボランティア養成研修会」を開催した。災害ボランティア活動の基本的な知識の修得、大規模災害発生後の支援のあり方、具体的な支援内容、要領について考えることがねらい。

 関西福祉大学は2004年の豊岡市台風23号災害、2009年の佐用町河川災害、2011年の東日本大震災などの災害に際し、学生によるボランティア活動を実施してきたが、これらの災害を予測することは困難。平素からできる範囲で人的・物的両面の準備をしておくことが重要となるため、学生ボランティア活動支援センターでは今年度より「災害学生ボランティア登録制度」を開始した。現在の登録学生数は社会福祉学部14名、発達教育学部11名、看護学部12名の計37名を数える。

 このたび、この制度に登録している学生を対象とした「災害学生ボランティア養成研修会」を実施した。これは、実際に災害が発生した場合、災害ボランティア活動が円滑にスタートできるようにするための活動準備の一環として企画されたもの。当日は同大学生だけでなく、連携高校である兵庫県立上郡高等学校の生徒も参加して行われた。

 研修会では、同大の卒業生であり、現在は赤穂市社会福祉協議会のボランティアセンターで活躍している荒尾慎平氏の講演会「災害ボランティアの基礎知識、心構え」を開催。東日本大震災、和歌山県新宮市における豪雨災害、丹波市における豪雨災害などでの豊富な災害ボランティア活動の経験から講演がなされ、学生らはボランティアに行く前に知るべきことを学ぶことができた。

 また、東日本大震災の被災地支援活動を継続的に実施している同大学生のボランティア団体「KUSW~絆~」による、災害ボランティア活動の事例発表も実施した。

◆災害学生ボランティア養成研修会 実施内容
【日 時】
 平成26年11月26日(水)16:20~17:50
【場 所】
 2号館1F A113教室
【講 演】
 演題「災害ボランティアの基礎知識、心構え」
 講師:荒尾 慎平(赤穂市社会福祉協議会 同大第11期卒業生)

 事例発表:「東日本大震災の被災地におけるボランティア活動について」
 発表者:KUSW~絆~メンバー(同大の東北災害ボランティア活動団体)
  田中 一雄(社会福祉学部3年次生)
  木南 向平(社会福祉学部2年次生)
  菅  拓磨(社会福祉学部2年次生)

▼本件に関する問い合わせ先
 関西福祉大学 入試広報課
 TEL: 0791-46-2532
 E-mail: kusw-info@kusw.ac.jp

6362 同大の卒業生であり、赤穂市社会福祉協議会のボランティアセンターで活躍をする荒尾氏による講話の様子

6363 同大学生のボランティア団体“KUSW~絆~”のメンバーによる災害ボランティア活動の事例発表