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「日本人は日本をどうみてきたか江戸から見る自意識の変遷」トークセッションを開催――法政大学

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法政大学国際日本学研究所は、3月26日に、トークセッション「日本人は日本をどうみてきたか江戸から見る自意識の変遷」(文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成22年~平成26年)「国際日本学の方法に基づく<日本意識>の再検討―<日本意識>の過去・現在・未来」研究アプローチ(1) 「<日本意識>の変遷―古代から近世へ」)を開催する。

 あなたはどんなときに、「国」を意識しますか?

 日常生活で日本人が日本国を意識することはあまりないだろう。しかし大震災やさまざまな天災、原子力のような深刻な事故、とりわけ戦争とそれに類するテロが起これば、たちまち「国」が意識にのぼってくる。それは日本だけでなく、近代国家を形成してしまった世界中の国民の「業(ごう)」ともいえるものだ。
国家形成は民族対立を乗り越えるためのものであったはずだが、同時に国民としての利権を囲い込もうとする保守的な態度を生み出した。

 隣国とのちょっとした不和が国家主義的な感情をあおり、身近な外国人の存在が一部の人々の不平等感を激高させる。そのもとで外国について、また日本についての膨大な言説は存在すれど、「日本人自身が日本をどう考えてきたか」という問いは、なかなか発せられない。

 本トークセッションでは、そうした問題意識に端を発し、法政大学で行われてきた「日本人における日本意識」をめぐる研究プロジェクトから得た成果と展望を、近世文化の専門家たちが語り合う。近世文化は、古代・中世の日本観を受け継ぎ、近代のナショナリズムをも選択肢のひとつとして用意した。そこにいかなるものが多層的に存在したのか確認しておくことは、近代が国家形成の際に何を選び何を捨てたのか、確認する「よすが」となるだろう。

 日本人は、どのような日本を選び取ってきたのだろうか。
 そして、わたしたちはどのような日本を選び取ってゆくのだろうか──

【開催概要】
・日 時: 2015年3月26日 (木) 19:00~20:30(受付開始18:30~)
・会 場: 法政大学市ケ谷キャンパス
       ボアソナード・タワー3階マルチメディアスタジオ0300
       (アクセス) 市ヶ谷駅または飯田橋駅より徒歩10分
・スピーカー:
  小林ふみ子(法政大学国際日本学研究所所員、文学部教授)
  横山泰子(法政大学国際日本学研究所所員、理工学部教授) ほか
・参 加: 参加費無料/事前申込必須(定員80人)
・申し込み: 下記アドレスの申込専用フォームからお申し込みください。
  https://www.event-u.jp/fm/10514.html
 *上記にアクセスが難しい場合のみ、住所・氏名・電話番号・FAX番号・所属先を明記し、次のFAX番号までお申し込みください。FAX: 03-3264-9884
・その他: 本イベントはスピーカーの対談形式で進められる予定です。
 国際日本学研究所URL: http://hijas.hosei.ac.jp/tabid/1389/Default.aspx

▼本件に関するお問い合わせ先
 法政大学国際日本学研究所
 TEL: 03-3264-9682
 FAX: 03-3264-9884
 E-mail: nihon@hosei.ac.jp