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聖徳大学が収蔵名品展「奈良絵本・絵巻」を開催中 -- 『浦島太郎』『伊勢物語』『竹取物語』などを一般公開

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聖徳大学(千葉県松戸市)は現在、収蔵名品展「奈良絵本・絵巻」を「聖徳博物館」にて開催している。奈良絵本・絵巻とは、室町時代後期から江戸時代にかけて手作業で制作された彩色絵入りの絵本や絵巻のこと。同大が収蔵しているコレクションの中から『浦島太郎』『伊勢物語』『竹取物語』などを一般公開しており、数百年の歳月を経てなお今に伝わる奈良絵本・絵巻の美しさを堪能できる。入場無料。

 聖徳大学では「本物に接すること」を教育理念の一つとし、文学・音楽・美術・工芸等に関する学術資料や文献等を、日本国内はもとより世界各地から収集・保存し、順次それらを展示公開している。今回は、同大が収蔵している学術資料の中から、奈良絵本・絵巻を公開する。

 奈良絵本・絵巻とは、室町時代後期から江戸時代にかけて制作された手作りの美しい絵本や絵巻のことで、御伽草子や物語、随筆などさまざまなテーマで描かれている。挿絵には、朱、緑、青など鮮やかな色彩と、胡粉、金銀箔などがほどこされ、絢爛華麗な世界を再現している。内容を述べる詞書(ことばがき)と、それに対応する挿絵が交互に配列され、現代の絵本の原点ともいえる書物である。
 わが国独自の伝統的な画法である大和絵の画風で描かれた華やかな挿絵と、連綿体によって書かれた流麗で優美な詞書が交差する奈良絵本・絵巻は、早くから海外でも注目され、高い評価を受けてきた。

 本展覧会では、同大が収蔵しているコレクションの中から『浦島太郎』『伊勢物語』『竹取物語』など、馴染み深い題材の作品を中心に展示する。中でも『伊勢物語』は、江戸時代の土佐派を代表する絵師で''土佐家中興の祖''といわれる土佐光起の筆であり、きわめて貴重な作品といえる。数百年の歳月を経て、なお今に伝わる奈良絵本・絵巻の美しさを堪能できる。概要は下記の通り。

◆聖徳大学収蔵名品展「奈良絵本・絵巻」
【会 期】
 1期 4月1日(日)~7月28日(土)
 2期 9月3日(月)~11月30日(金)
【休館日】 日曜・祝日と学事日程による休業日
【開館時間】 9:00~17:00
【場 所】
 聖徳大学1号館8階 聖徳博物館
【アクセス】
 JR常磐線・JR乗り入れ地下鉄千代田線・新京成線とも松戸駅下車、東口より徒歩5分
【入館料】 無料

●聖徳博物館HP
 http://www.seitoku.jp/lib/newhp/seitokumuseum/index-museum.html

▼本展に関する問い合わせ先
 聖徳大学 博物館事務室
 〒271-8555 千葉県松戸市岩瀬550
 TEL: 047-365-1111(大代表)
 E-mail: library@seitoku.ac.jp

▼本件に関する問い合わせ先

聖徳大学総務課広報渉外グループ

住所

: 〒271-8555 千葉県松戸市岩瀬550番地

TEL

: 047-365-1111(大代)

FAX

: 047-363-1401

E-mail

kohog@seitoku.ac.jp

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