龍谷大学

【龍谷大学】悲しみや不安を口にできる社会をめざして 「孤立と社会」をテーマにキックオフ・シンポジウムを開催

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認定NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリストの安田菜津紀氏をゲストに迎え、コミュニティの支援のあり方を参加者と共に検討<7/2(土)13:00~16:00 深草キャンパスで開催、Webから要事前登録>

【本件のポイント】
・龍谷大学は、2022年度から「社会的孤立回復支援研究センター(SIRC)」を設置。2020年に始まるコロナ禍に伴う環境の急激な変化のなか、新たな社会問題となっている「社会的孤立」を研究対象とし、その回復支援に寄与することが目標
・「社会的孤立」という現代的課題に対し、理論的・実践的・学際的・国際的観点からアプローチし、当事者の''たちあがり''を総合的・包括的に支援するネットワークの構築をめざす

・今回のキックオフ・シンポジウムでは、withコロナのなかで孤独を抱え、社会的孤立に陥っているような人々に着目し、回復のために必要な支援やコミュニティ形成をともに考える

【本件の概要】
 2022年4月に発足した龍谷大学 社会的孤立回復支援研究センター(SIRC)は、with/afterコロナ時代においても顕著な「社会的孤立」を研究対象とし、個々の孤独から社会的孤立に至るメカニズムの解明や、回復のための理論仮説の検証、支援ネットワークの構築などに取り組みます。
 7月2日(土)に深草キャンパス・成就館メインシアターでキックオフ・シンポジウムを開催します。本シンポジウムを通して、withコロナのなかで孤独を抱え、社会的孤立に陥っているような人々が、動き出すために必要な支援やコミュニティ形成について、本学の研究チームが開発した討議スキームである課題共有型円卓会議''えんたく''1)を用いて参加者とともに考えます。
 ゲストには認定NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリストの安田菜津紀氏を迎え、『悲しみや不安を口にできる社会を コロナ禍と社会的孤立に必要な支えとは』をテーマに、実際の取材やNPO法人での活動を通じた話題を提供いただきます。

1.実施概要
- 名称:社会的孤立回復支援研究センター(SIRC)キックオフ・シンポジウム
 「孤立と社会 - 悲しみや不安を口にできる社会を -」
- 日程:2022年7月2日(土)13:00~16:00
- 会場:龍谷大学深草キャンパス 成就館メインシアター
- 定員:75名 ※申込先着順・参加無料
- 備考:後日、記録映像をアーカイブ配信予定(期間限定)

【プログラム(予定)】
- 13:00~13:10 開会・学長あいさつ

課題共有型円卓会議''えんたく''
- 13:10~13:40 ゲストによる話題提供
- 13:40~14:30 1st Session
- 14:30~15:00 参加者による課題共有(シェアタイム)
- 15:00~15:30 2nd Session

- 15:30~15:55 SIRC研究ユニット紹介
- 15:55~16:00 総括・閉会あいさつ

2.プロフィール
【ゲスト】安田 菜津紀(やすだ・なつき)氏
 1987年神奈川県生まれ。認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、ほか。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。

3.詳細・申込方法
 以下URLから詳細を確認のうえ、ページ内のフォームに必要事項を入力しお申込みください。
 https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-10494.html
 (申込期限:7月1日(金)正午 ※先着順・定員に達し次第、受付終了)

4.用語解説
1)課題共有型円卓会議''えんたく''
 ''えんたく''は、石塚伸一教授(本学法学部)が代表をつとめる研究プロジェクト「ATA-net(Addiction Trans-Advocacy network)」が考案した討議スキームです。当事者と支援者と協働者の新たな関係性を創り出し、新たな公共空間としての「ゆるやかなネットワーク」の構築を目指したものです。
 ゲストの話題提供を受けて1st Sessionで登壇者らによって語られた課題を、参加者間のワークショップで共有し、2nd Sessionでふたたび登壇者らが検討していきます。
 ATA-net HP https://ata-net.jp/

問い合わせ先:龍谷大学 社会的孤立回復支援研究センター(SIRC)
 TEL: 075-645-2154
 FAX: 075-645-2240
 E-mail: sirc@ad.ryukoku.ac.jp
  HP: https://sirc.info/ (準備中・2022年6月中旬公開予定)