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　東日本大震災後、甲南女子大学では「震災を経験した神戸にある大学だからこそ、できることはないか」との想いを持ち、2012年から継続して復興支援コンサートを実施しています。
　西日本最大級で、阪神淡路大震災からの復興のシンボルでもあるパイプオルガンを活用したこのコンサートは、学内のみならず近隣住民や一般の方々にも広く公開しています。入場料は無料とし、来場者からの募金のうち、必要経費を除いた全額を「あしなが東日本大震災遺児支援募金」に寄付しています。当日の募金活動、会場運営を学生ボランティアスタッフが務めることも特徴の一つです。
　2020年度以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を見送っていた中、今年は感染症対策を講じて、3年ぶりにコンサートを再開します。本学と連携協定を結ぶ芦屋交響楽団を招き、2019年度開催時に学生によるナレーションで好評を博した「オーケストラ ストーリーズ となりのトトロ」を再演するなど、世代を超えて楽しめるプログラムをお届けします。日頃の活動の成果を生かした本学放送部の学生らと、オーケストラとの共演にも注目です。

［芦屋交響楽団との連携協定について］
　甲南女子大学は地域貢献活動の一環として、2010年3月に芦屋交響楽団とそれぞれの保有する資源利用に関して協力体制を推進する提携活動の協定を締結。現在、地域社会の芸術文化活動支援を目的に、本学は芦原講堂を練習場として開放し、一方で芦屋交響楽団には大学行事をはじめ、本学が推進する社会貢献活動に協力を得ています。

　芦原講堂は、モダニズム建築で高名な村野藤吾(1891-1984) によって、学園創立70 周年を記念して建築されました。大学全体の景観との調和を考えてデザインされたこの建物は、六甲山の緑を背景に半地下式の銅板葺屋根をもち、1990年、第6回神戸市建築文化賞を受賞しています。また、1,784席の音楽ホールとして最高レベルの設備を整えており、優れた音響効果があります。パイプオルガンは、デンマーク・マルクッセン社製のもので、パイプ総数は4,357本となり西日本最大級の規模を誇ります。1995年の阪神・淡路大震災発生時に全壊した後、1998年に復旧したパイプオルガンは、本学における阪神・淡路大震災からの復興のシンボルといえます。

［お寄せいただいた募金について］

　本学は、阪神・淡路大震災を経験した大学として、継続的に被災地支援に取り組んでいきたいと考えております。支援活動の一環として、2012年度よりチャリティイベントを開催し、これまでご協力いただいたご寄付の総額は、7,651,842円となりました。当日は、募金箱を設置し、募金総額から必要経費を差し引いた全額をあしなが育英会「あしなが東日本大震災遺児支援募金（心のケアプログラム、交流活動、キャリア支援など）」に寄付いたします。

【日　時】

　2022年12月10日（土） 13:30開場 14:30開演

【会　場】

　甲南女子大学 芦原講堂

　（〒658-0001 兵庫県神戸市東灘区森北町6-2-23）

【入場料】

　無料（未就学児入場不可）
＊当日は、募金箱を設置しております。ご協力をよろしくお願いいたします。
【出　演】
・土橋　薫（オルガニスト・甲南女子大学非常勤講師）
・芦屋交響楽団

【曲　目】

・E.エルガー：行進曲「威風堂々」第1番
・E.ジグー：ノエルによるラプソディー
・P.マスカーニ：歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
・久石 譲：オーケストラストーリーズ となりのトトロ
【申込方法】

・事前申し込み制。下記、大学公式Webサイトより申し込み。
　https://www.konan-wu.ac.jp/event/detail.php?id=3436
・申込締切：2022年12月1日（木）

【定　員】

　800名（先着順）

【主　催】

　甲南女子大学 対外協力センター 社会貢献課

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　https://www.u-presscenter.jp/article/post-42668.html