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直下型地震発生を想定した災害対応訓練 近畿大学・和歌山県警・那賀消防組合・紀の川市が合同で実施

大学ニュース  /  産官学連携

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近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、令和5年(2023年)2月25日(土)に和歌山キャンパスにおいて、直下型地震の発生を想定し、近畿大学生と教職員で構成された「紀の川市消防団本部近畿大学部」(以下、学生消防団)による放水訓練を行います。また、和歌山県警機動隊・航空隊、那賀消防組合中消防署による救助工作車やヘリコプターを用いた救出救助訓練、紀の川市消防団本部女性分団による応用放水訓練、ドローンによる被災情報収集訓練も実施します。

【本件のポイント】
●和歌山県警、那賀消防組合および学生消防団による放水訓練や救出救助訓練などを実施
●訓練を通じて関係機関との連携強化を図り、大規模災害への対応力を高める
●訓練後には那賀消防組合中消防署長からの講評を受け、今後の災害対策に生かす

【本件の内容】
近畿大学生物理工学部は、東日本大震災から12年を迎えようとする令和5年(2023年)2月25日(土)に、関係機関との連携強化、災害に対する意識の向上、防災対策の強化を目的として、直下型地震の発生を想定した災害対策訓練を実施します。
和歌山県は、県内全域が「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されており、近畿大学和歌山キャンパスがある紀の川市には、中央構造線断層帯の一部である根来断層・桜池断層帯が走っています。
生物理工学部では、学生・教職員を対象にシェイクアウト訓練(地震発生直後の危険回避のための初期行動訓練)や避難訓練等を実施し、災害対策に取り組んでいます。平成31年(2019年)4月には、学生・職員等が地域の防災活動に貢献するため消防団「紀の川市消防団本部近畿大学部」を結成し、防災啓発活動に取り組むとともに、地域の安全に貢献できるよう和歌山県警、那賀消防組合等と定期的に合同訓練を行っています。
今回は、中央構造線断層帯で直下型地震が発生し、和歌山キャンパスにおいて震度6強の揺れが約10秒間続き、キャンパス内にて火災が発生するとともに、車両内での要救助者発生を想定した訓練を行います。学生消防団員による放水訓練、和歌山県警航空隊による消防救助隊員の搬送訓練、紀の川市危機管理消防課によるドローンを用いた被災情報収集訓練、那賀消防組合中消防署救助隊による被災車両からの救出救助訓練、和歌山県警航空隊ヘリコプター「きのくに」によるホイスト救助訓練、紀の川市消防団本部女性分団による応用放水訓練等を行います。
訓練終了後、那賀消防組合中消防署長から訓練講評を受け、今後の災害対策に生かします。また、講評終了後には、機動隊指揮官車・航空隊ヘリコプター、那賀消防組合中消防署救助工作車等の見学も実施します。

【開催概要】
日時:令和5年(2023年)2月25日(土)10:00~11:30
場所:近畿大学和歌山キャンパス(生物理工学部)学生第二駐車場
   (和歌山県紀の川市西三谷930、JR阪和線「紀伊駅」からバスで約25分)
訓練参加者:近畿大学学生消防団員 19名
      和歌山県警機動隊、航空隊(ヘリコプター)、岩出警察署 計9名
      那賀消防組合中消防署 9名
      紀の川市危機管理消防課、紀の川市消防団本部女性分団 計14名

【スケジュール】
10:00 地震発生(震度6強・約10秒間)
    情報収集訓練:紀の川市危機管理消防課によるドローンを用いた被災情報収集
10:05 放水訓練:学生消防団・紀の川市危機管理消防課による放水訓練
10:15 搬送訓練:県警航空隊・中消防署救助隊のヘリによる消防救助隊員等搬送
10:25 救助訓練:中消防署救助隊による斜め降下訓練後、キャンパス内の被災車両
    内から要救助者を救助
10:55 救助訓練:県警航空隊員らによるヘリコプターを使用したホイスト救助訓練
11:05 放水訓練:紀の川市消防団女性分団による放水訓練
11:15 那賀消防組合中消防署長による講評、近畿大学生物理工学部長による挨拶
    機動隊指揮官車、航空隊ヘリコプター、救助工作車等の見学

【関連リンク】
生物理工学部
https://www.kindai.ac.jp/bost/

▼本件に関する問い合わせ先

広報室

住所

: 〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1

TEL

: 06‐4307‐3007

FAX

: 06‐6727‐5288

E-mail

koho@kindai.ac.jp

qq.jpg 紀の川市消防団本部近畿大学部 学生消防団員