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大東文化大学書道研究所+芸術新聞社コラボレーション企画『38の書斎 書家が語る文化と墨縁』が刊行 ― 大東文化大学創立100周年記念事業の一環

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12月15日(金)、大東文化大学書道研究所(東京都板橋区)と芸術新聞社(東京都千代田区)の共同企画として『38の書斎 書家が語る文化と墨縁』が発刊された。同書は、日本を代表する書家たちのこれまでの道のりや書への気持ち、制作の苦悩や秘訣などについて取材したもの。また、書斎でくつろぐ表情や制作中の臨場感に満ちた姿なども収録されている。全国の書店もしくはオンライン書店などで販売中。全240ページで価格は3,300円(税込)。

 2021年、「書道」が国の登録無形文化財として登録された。このことは、これまで生活文化の一つとして考えられてきた書道が、後世に伝えていく文化として保護の対象になったことを意味し、「ユネスコ無形文化遺産」登録に向けた道筋としても重要な決定であるといえる。
 一方で、現代のあらゆる社会問題や昨今のコロナ禍の影響もあり、書道文化を守り伝えることの難しさが浮かび上がってきた。

 このたび刊行された『38の書斎 書家が語る文化と墨縁』は、大東文化大学創立100周年の記念事業として大東文化大学書道研究所と芸術新聞社の共同企画として企画されたもの。
 書道雑誌『墨』を発行する芸術新聞社は、今年で創業72年を迎える。また、大東文化大学は書道教育に力を入れており、書道を教育ブランドとして掲げていることから「書の大東」とも呼ばれる。
 こうした両者が、日本を代表する書家38名のこれまでの道のりや書への気持ち、師への思い、制作の苦悩や秘訣などについて、それぞれの仕事場を訪ねて取材。インタビュー記事をはじめ、書斎でくつろぐ表情や制作の臨場感に満ちた姿、アトリエ内や愛用の品々、草稿などの写真も撮り下ろしで収録されている。さらに、揮毫シーンのショートムービーも特別公開される。
 昭和・平成と書道界を支え、書のバトンを受け継いだ書家たちが、令和のいま、未来につなぐ思いを語りかける。

■38の書斎 書家が語る文化と墨縁
【判 型】 B5変形判
【頁 数】 240ページ(オールカラー)
【価 格】 3,300円(税込)
【発 刊】 2023年12月15日
【ISBN】 978-4-87586-687-9
【掲載作家】
 明石聴濤、新井光風、有岡シュン崖、井茂圭洞、石飛博光、井上清雅、岩永栖邨、植松龍祥、牛窪梧十、岡野楠亭、尾崎蒼石、尾西正成、杭迫柏樹、倉橋奇艸、黒田賢一、師田久子、清水透石、髙木聖雨、高木厚人、田頭一舟、田中節山、樽本樹邨、辻元大雲、土橋靖子、歳森芳樹、仲川恭司、中村伸夫、永守蒼穹、日比野博鳳、星弘道、真神巍堂、宮負丁香、森上光月、吉川蕉仙、吉川美恵子、吉澤鐵之、綿引滔天、和中簡堂(五十音順)

●公式サイト
 https://www.daito.ac.jp/100mannaka/details_00812.html

●芸術新聞社 関連ページ
 https://www.gei-shin.co.jp/books/books-7025/

▼本件に関する問い合わせ先

大東文化大学 100周年記念事業推進室

TEL

: 03-5399-7403

FAX

: 03-5399-7391

E-mail

100th@jm.daito.ac.jp

38-cover.jpg 38の書斎 書家が語る文化と墨縁

高木先生.jpg 高木厚人氏