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北里大学では、我が国における潜在的な知の担い手を増やす必要があることに鑑みて、研究と出産・育児等のライフイベントとの両立や女性研究者の研究力向上を通じたリーダーの育成・支援と、女子学生の大学院進学を促進することを目的に、学長助成金を原資として、2023年度に「北里大学女性研究者育成助成制度」を制定しました。この制度の趣旨を踏まえて、「女性研究者のための研究・育児両立支援助成金」を創設し、学内公募をおこない、子を養育している女性研究者及び女子大学院生の研究と育児の両立を支援しています。このたび、2023年度に採用した6名による報告会を、2024年6月19日に、相模原キャンパスで開催しましたので、お知らせします。
■女性研究者のための研究・育児両立支援助成金について
研究と出産・育児等のライフイベントとの両立や女性研究者の研究力向上を通じたリーダーの育成・支援と、女子学生の大学院進学を促進することを目的として、北里大学に所属する小学6年生以下の子を1人以上養育している准教授以下の専任女性研究者および博士後期課程・博士課程の女子学生を対象として、採用者に研究課題の遂行に直接要する経費(研究費)および研究活動と育児を両立するための経費(子育て関係費)を助成しています。助成額は研究費と子育て関係費を合わせて1件あたり80万円以内とし、2023年度は採用者6名に対して480万円を助成しました。
■2023年度採用者(順不同)
1)氏 名:山本 聡美
所属・職位:獣医学部・助教
研究課題名:牛RSウイルスの高速人工合成法の確立
2)氏 名:齋藤 祥子
所属・職位:薬学部・助教
研究課題名:核-細胞質間の物質輸送の変調による白血病発症機構の解明
3)氏 名:川島 麗
所属・職位:医療衛生学部・准教授
研究課題名:RSウイルス感染を背景とする乳幼児突然死症候群の事前回避に向けて
4)氏 名:市倉加奈子
所属・職位:医療衛生学部・准教授
研究課題名:機械学習アルゴリズムを用いたがん患者の心理療法に対するニーズ予測システムの開発
5)氏 名:天野 春菜
所属・職位:海洋生命科学部・講師
研究課題名:魚類におけるカロテノイドの輸送に関わる分子およびルートの解明
6)氏 名:大木 慶子
所属・職位:医療系研究科・博士課程3年
研究課題名:大腸癌におけるTHBS2のAXLを介した癌進展機序の解明
■報告会について
2024年6月19日(水)、北里大学相模原キャンパス(神奈川県相模原市)で「2023年度女性研究者のための研究・育児両立支援助成金採用者報告会」を開催し、2023年度採用者による成果報告と座談会をおこないました。
成果報告では、助成を受けた研究の成果と育児・研究の両立について2023年度採用者による報告がありました。座談会では、本助成金の交付により育児・研究および生活に訪れた変化、本助成金の今後目指すべき姿について、率直な意見交換がおこなわれました。
採用者からは、「子育て関係費で購入を躊躇していた家電を購入することができ、家事の時間を短縮し、研究時間や子と向き合う時間に充てることができた」、「助成によって経済面のみならず、精神的な余裕が生まれ、仕事や育児への意欲が高まった」など、本助成金による研究活動・育児生活の質の向上を喜ぶ意見が寄せられました。
女性研究者育成助成制度審査委員会・浜﨑委員長は、「採用者が本助成金の使い勝手がよいと感じたこと、本助成金が精神面での支えにもなったことを嬉しく思う。今後、本助成金の発展に向けて、助成内容・対象について、さらに検討を重ねていきたい。」と総評しました。
【プログラム】
1)学長挨拶
2)2023年度採用者による成果報告
3)座談会
4)総評
5)理事長挨拶
【座談会登壇者】
〔学長(当時)〕
・島袋 香子
〔女性研究者育成助成制度審査委員会 委員長〕
・浜﨑 浩子
〔2023年度採用者〕
・山本 聡美(獣医学部・助教)※リモート参加
・齋藤 祥子(薬学部・助教)
・川島 麗(医療衛生学部・准教授)
・市倉加奈子(医療衛生学部・准教授)
・天野 春菜(海洋生命科学部・講師)
・大木 慶子(医療系研究科・博士課程3年)
〔ゲスト〕
・神保 充(海洋生命科学部・教授)※2023年度採用者研究指導者
■ダイジェスト動画
研究と出産・育児等のライフイベントとの両立や女性研究者の研究力向上を通じたリーダーの育成・支援と、女子学生の大学院進学を促進することを目的として、北里大学に所属する小学6年生以下の子を1人以上養育している准教授以下の専任女性研究者および博士後期課程・博士課程の女子学生を対象として、採用者に研究課題の遂行に直接要する経費(研究費)および研究活動と育児を両立するための経費(子育て関係費)を助成しています。助成額は研究費と子育て関係費を合わせて1件あたり80万円以内とし、2023年度は採用者6名に対して480万円を助成しました。
■2023年度採用者(順不同)
1)氏 名:山本 聡美
所属・職位:獣医学部・助教
研究課題名:牛RSウイルスの高速人工合成法の確立
2)氏 名:齋藤 祥子
所属・職位:薬学部・助教
研究課題名:核-細胞質間の物質輸送の変調による白血病発症機構の解明
3)氏 名:川島 麗
所属・職位:医療衛生学部・准教授
研究課題名:RSウイルス感染を背景とする乳幼児突然死症候群の事前回避に向けて
4)氏 名:市倉加奈子
所属・職位:医療衛生学部・准教授
研究課題名:機械学習アルゴリズムを用いたがん患者の心理療法に対するニーズ予測システムの開発
5)氏 名:天野 春菜
所属・職位:海洋生命科学部・講師
研究課題名:魚類におけるカロテノイドの輸送に関わる分子およびルートの解明
6)氏 名:大木 慶子
所属・職位:医療系研究科・博士課程3年
研究課題名:大腸癌におけるTHBS2のAXLを介した癌進展機序の解明
■報告会について
2024年6月19日(水)、北里大学相模原キャンパス(神奈川県相模原市)で「2023年度女性研究者のための研究・育児両立支援助成金採用者報告会」を開催し、2023年度採用者による成果報告と座談会をおこないました。
成果報告では、助成を受けた研究の成果と育児・研究の両立について2023年度採用者による報告がありました。座談会では、本助成金の交付により育児・研究および生活に訪れた変化、本助成金の今後目指すべき姿について、率直な意見交換がおこなわれました。
採用者からは、「子育て関係費で購入を躊躇していた家電を購入することができ、家事の時間を短縮し、研究時間や子と向き合う時間に充てることができた」、「助成によって経済面のみならず、精神的な余裕が生まれ、仕事や育児への意欲が高まった」など、本助成金による研究活動・育児生活の質の向上を喜ぶ意見が寄せられました。
女性研究者育成助成制度審査委員会・浜﨑委員長は、「採用者が本助成金の使い勝手がよいと感じたこと、本助成金が精神面での支えにもなったことを嬉しく思う。今後、本助成金の発展に向けて、助成内容・対象について、さらに検討を重ねていきたい。」と総評しました。
【プログラム】
1)学長挨拶
2)2023年度採用者による成果報告
3)座談会
4)総評
5)理事長挨拶
【座談会登壇者】
〔学長(当時)〕
・島袋 香子
〔女性研究者育成助成制度審査委員会 委員長〕
・浜﨑 浩子
〔2023年度採用者〕
・山本 聡美(獣医学部・助教)※リモート参加
・齋藤 祥子(薬学部・助教)
・川島 麗(医療衛生学部・准教授)
・市倉加奈子(医療衛生学部・准教授)
・天野 春菜(海洋生命科学部・講師)
・大木 慶子(医療系研究科・博士課程3年)
〔ゲスト〕
・神保 充(海洋生命科学部・教授)※2023年度採用者研究指導者
■ダイジェスト動画
https://youtu.be/SDR52-T_jPQ
(北里大学の公式Youtubeチャンネルより)
■問い合わせ先
■問い合わせ先
【制度・報告会に関すること】
北里大学研究支援センター事務室
〒252-0373 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
TEL:042-778-9757
e-mail:shienc@kitasato-u.ac.jp
〒252-0373 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
TEL:042-778-9757
e-mail:shienc@kitasato-u.ac.jp
【報道に関すること】
学校法人北里研究所 総務部広報課
TEL:03-5791-6422
e-mail:kohoh@kitasato-u.ac.jp
学校法人北里研究所 総務部広報課
TEL:03-5791-6422
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大学・学校情報 |
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大学・学校名 北里大学 |
URL https://www.kitasato-u.ac.jp/ |
住所 〒108-8641 東京都港区白金五丁目9番5号 |
学校法人北里研究所が設置する北里大学は、北里柴三郎を学祖とする生命科学の総合大学で、「開拓」「報恩」「叡智と実践」「不撓不屈」を建学の精神としています。2015年12月、大村智特別栄誉教授が「線虫感染症の新しい治療法の発見」によりノーベル生理学・医学賞を受賞。2024年7月、20年振りに刷新された新千円札の肖像画に北里柴三郎が採用された。 |
学長(学校長) 砂塚 敏明 |