学校法人樟蔭学園

コロナ禍を越え8年ぶりに復活 登録有形文化財「樟徳館」(旧森邸)を一般公開

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樟蔭学園(東大阪市)では、2024(令和6)年11月9日(土)・10日(日)の2日間、樟蔭学園創始者である傍ら、大阪有数の材木商であった森平蔵(もりへいぞう)氏が昭和14年に建築した私邸であり、本学園が保有する登録有形文化財のひとつでもある「樟徳館(しょうとくかん)」を一般公開する。
本件のポイント
●従来4年ごとオリンピックの年に公開する予定だったが、前回はコロナ禍でやむなく断念、8年ぶりの開催
●昭和7年頃からの構想の時期を入れると、実に7年の歳月を費やして完成した和洋折衷・昭和初期モダンの香り漂う名建築
●材木商こだわりの関西最高の松普請と言われる昭和の名建築を間近で体感できる貴重な機会

■昭和初期のモダン建築を今に伝える「樟徳館」
 樟徳館は、学園創始者である傍ら、大阪有数の材木商であった森平蔵(もりへいぞう)氏が昭和14年に建築した私邸です。
建設には約7年の歳月を費やし、木造二階建の母屋は仏間や納戸などは杉や檜をあしらうなど現在では入手困難な良材銘木を随所にちりばめられた、関西で最高の松普請だと言われています。
 また、建物の外観が純和風であることに対して内部は和洋折衷の先駆的な装飾が施されています。品格ある和風意匠を基調としつつ、諸所にステンドグラスや陶製の暖炉、独自の家具を配した意匠の多様さは必見です。完成後、21年間私邸として使用されたのち、没後(享年85歳)遺志により樟蔭学園に寄贈され、「樟徳館」と名付けられました。
また、近年NHKドラマ「あさが来た」「カーネーション」(再放送中)の撮影にも使用されるなど、その歴史的価値は高く評価されています。
 今回の一般公開を通じて、材木に精通していたからこそ実現したこだわりの数々、妥協のない建築美を是非肌で感じて頂けたらと思います。

【登録有形文化財 「樟徳館」一般公開】
●日時:令和6年11月9日(土)・10日(日) 午前10時~午後4時まで〈受付は午後3時まで〉※12時~13時は入場できません。
●場所:樟徳館(東大阪市菱屋西2-4-12)
●対象:中学生以上。ただし、小学生以下は保護者同伴であれば可能
●申込:不要〈入場無料〉
●交通アクセス:
近鉄大阪線「長瀬」駅より 長瀬川沿いを北へ徒歩5分  近鉄奈良線「河内小阪」駅より 長瀬川沿いを南へ徒歩20分
※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。
※ヒール等かかとのある靴でのご来場は、ご遠慮ください

--- 説明会 『樟徳館の魅力』--- 
解説者:樟蔭学園監事 藤原準二
場所:樟徳館 庭園
両日とも ①10:30~ ②13:30~

▼本件に関する問い合わせ先

学園広報課

吉田・服部

住所

: 大阪府東大阪市菱屋西4-2-26

TEL

: 06-6723-8152(平日9時~17時)

FAX

: 06-6723-8263

E-mail

gakuen-pr@osaka-shoin.ac.jp

樟徳館玄関044.jpg 樟徳館玄関

樟徳館応接間.jpg 樟徳館応接間

仏間8.JPG 樟徳館仏間