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横須賀市の沿岸部ではアワビやサザエなどの密漁が後を絶たず、漁業関係者に深刻な被害をもたらしており、水産資源の保護が喫緊の課題となっています。一方で、広大な海岸線や夜間における監視・取り締まりは、人によるパトロールだけでは限界があります。
そこで、関東学院大学(情報学部(設置届出中)元木誠教授)が開発を目指しているドローンとAI(人工知能)技術を活用した密漁監視・取り締まりシステムに対し、神奈川県立海洋科学高等学校、横須賀海上保安部および横須賀市が全面的に協力。この横断的な産学官連携により、システムの構築に向けた実証実験が始動しています。
去る7月5日(土)に第一段階実証実験(AI教師データ撮影)を実施し、実験後に関東学院大学 元木誠教授によるデータ解析が無事完了。撮影データをもとに密漁行為を自動検知するAIモデルの構築が完了いたしました。
プロジェクトの第二段階として、今回構築したAIモデルを搭載したドローンを実際の密漁多発海域で飛行させ、システムの有効性を検証する実証実験を下記のとおり実施いたします。
本実験は、AIとドローン技術による密漁対策の社会実装に向けた重要な一歩となります。
プロジェクトの第二段階として、今回構築したAIモデルを搭載したドローンを実際の密漁多発海域で飛行させ、システムの有効性を検証する実証実験を下記のとおり実施いたします。
本実験は、AIとドローン技術による密漁対策の社会実装に向けた重要な一歩となります。
【第二段階実証実験の概要】
・目的:第一段階で開発したAIシステムを搭載したドローンを実際の密漁多発海域で飛行させ、密漁が疑われる人物をAIが自動で検知できるか、その精度と実用性を評価・検証します。
・時期:令和7年8月30日(土)(予備日:令和7年8月31日(日))
・場所:横須賀市内の密漁多発海域
※取り締まりの実効性確保のため、場所の公表は控えさせていただきます。取材を希望される報道機関の皆様には、お申し込み受付後、個別に詳細をご連絡いたします。
・内容:AI搭載ドローンを密漁多発海域で自律航行させ、リアルタイムでAIによる画像解析を行います。密漁が疑われる人物を検知した際の、システムの応答や精度を検証します。なお、当日の状況により、検知対象となる人物が確認できなかった場合に備え、関東学院大学の学生が密漁者役となり、AI検知システムのデモンストレーションを実施する予定です。
▼本件に関する問い合わせ先 |
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広報課 | |
伊波 裕美子 | |
住所 | : 横浜市金沢区六浦東1-50-1 |
TEL | : 045-786-7049 |
大学・学校情報 |
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大学・学校名 関東学院大学 |
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URL https://univ.kanto-gakuin.ac.jp/ |
住所 横浜市金沢区六浦東1-50-1 |
1884年横浜・山手に米国人宣教師が創立した横浜バプテスト神学校が源流。1949年の学制改革により関東学院大学となる。現在では、国際文化、社会、法、経済、経営、理工、建築・環境、人間共生、教育、栄養、看護の11学部を設置する総合大学。 |
学長(学校長) 小山 嚴也 |