大学通信

学生スタッフが情報発信する、新しいタイプの大学広報

ニュース特集  /  ニュース特集

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

学生主体の情報発信が大学広報の一環として広がりを見せている。多くの大学の広報担当部署に学生スタッフを配置し、ブログやメールマガジン、学内広報誌などの制作に携っている。広報活動にかかわる学生は、自分の大学の魅力を受験生をはじめ広く世間一般に伝えるため、熱心に活動に取り組んでいる。コミュニケーション力のアップを図れる取材の場は、マスコミ志望の学生に限らず職業訓練としても効果的だ。
【神田外語大学、麗澤大学、駒澤大学、東京経済大学、神奈川大学、龍谷大学、宮崎国際大学】

 神田外語大学(千葉市美浜区)では、在校生による多言語での学校説明会や、語学力を活かした社会貢献活動や職業体験など、「語学の教育機関ならでは」の広報活動が行われている。また、日頃の学生生活やボランティア体験、海外での留学体験などを綴ったブログを開設し、学生の目線から見た学生生活や受験体験談などを発信するなど、積極的に広報活動をサポートしている。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1551
 
 麗澤大学(千葉県柏市)のオープンキャンパスや体験入学では「学生アドバイザー」と呼ばれる在学生の運営スタッフたちが活躍。主に高校生・受験生の相談役となるほか、同大のPR活動にも一役買っている。この活動は学生たちの間でも伝統的なものとなっており、現在100名を超える登録者がある。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1586
 
 駒澤大学(東京都世田谷区)では、今年1月に開催された「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」を、学生たちが正月返上で取材した。オリジナルの動画サイトやスポーツ新聞を学生自ら制作し、他では見ることのできない駅伝の臨場感を発信。その経験は大学広報に携る使命感だけではなく、愛校心の醸成にもなっている。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1556
 
 東京経済大学(東京都国分寺市)では、広報課に所属する“学生記者”が「広報」活動の主役として活躍し、大学職員顔負けの自作コンテンツを発信している。きっかけは、大学案内やホームページで東経大に興味を持った高校生や保護者などが、在学生の“生の声”を聞きたい、という要望だった。狙いは「学生の目線から東経大の魅力を発信しよう」だ。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1446
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1597
 
 神奈川大学(横浜市神奈川区)では、神奈川大学通信[JINDAI Style]編集専門委員会が『JINDAI Style(神大スタイル)』という学内広報誌を発行している。同誌は2000年度にそれまで発行されていた学内通信「神奈川大学通信」を全面的にリニューアルしたもので、2010年度に創刊10周年を迎える。人気のコーナーは学生編集スタッフが企画・取材・編集をすべて行う「学生スタッフ探検隊」だ。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1596
 
 龍谷大学(京都市伏見区)では、大学ブランド広報の一環として、学生の視点から新たな龍谷大学の学生イメージを社会に発信すべく、新聞広告の企画・制作に取り組んでいる。学生たちは「行動する龍谷大学生」をテーマに、さまざまな社会活動に参加し、社会人基礎力を身につけ、大学広報活動へ参画し、大学ブランド育成の一翼を担っている。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1600
 
宮崎国際大学(宮崎県清武町)では、学生サークル「広告研究会」が広報誌「ニューズマガジン」を制作している。アートクラブや写真部などとのコラボレーションで紙面の充実を図り、高校生からも好評を博している同誌は、8年間で通算39号を発行した。「大学の魅力を一番感じているのは、そこで学んでいる学生である」ということに着目した教職員が予算獲得に尽力し、学生有志を集め、大学魅力発信のためのサークルを立ち上げたのが始まりだ。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1581