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千葉商科大学初の学生経営による食堂「中華食堂つばき」が、大学を巣立ちJR市川駅前に2号店オープン

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千葉商科大学学生による学生ベンチャー食堂として昨年の2011年からキャンパス内で営業を始めた「中華食堂つばき」(代表:王海燕さん(2012年3月商経学部経営学科卒業))が、同大のキャンパスを飛び出し、JR市川駅前に2号店をオープンさせた。

 JR市川駅前に2号店を出店した経営者の王さんは、中国福建省から同大へ留学。在学時代は、同大の鈴木春二商経学部長のゼミを履修し、現代日本の社会・経済の動向について研究を深めた。そのなかで職業選択と仕事への意識を高めていたところ、同大の食堂を学生が経営できる公募を知り、中華食堂経営への道を歩み始めた。

 同大学生による学生ベンチャー食堂の取り組みは、一昨年10月、同大食堂の空きスペースに食堂経営を志望する学生ベンチャーを学内公募したところから始まった。学内での出店選定にあたっては、学生と教職員への食の提供という重要な生活環境を任せることのできる魅力あるメニューやリーズナブルな価格、継続的に運営が可能な事業であることをベースに、収支計画の適正さや経営体制、衛生管理などを重視して厳正なる選考が行われ、12月に「中華食堂つばき」を含む3つの本学学生ベンチャーが決定。昨年4月13日に同大初の学生ベンチャー経営による食堂が誕生した。

 中国にいる時に料理店で働いた経験もあり、味には自信のあった王さんだったが、学内での営業を開始した当初、提供した本場の中国茶が学生たちに酸味があって飲みづらいことを指摘され、日本と中国での味覚の違いを認識。その後は食事をする教職員に感想を聞くなど、反応を確かめて、味付けも日本人の味覚に合うよう研究を重ねてきた。

 その後、学内での営業が軌道に乗りはじめた半年後の秋ごろから2号店出店を検討し始め、JR市川駅周辺の人の流れや中華料理店を食べ歩くなどの市場調査を重ね、いよいよ今年3月に、2号店の営業をスタートさた。王さんは、学業と経営を両立しながら昨年度に卒業。学食の営業も継続し、現在は「金誠株式会社」として会社を設立。数名のアルバイト店員も雇用し、調理を担当する王さんのご主人と2つの店舗を往復する忙しい毎日を送っている。

 千葉商科大学は、実社会で役に立つ「実学」を教育理念の中心に掲げている。今回の王さんの本格的な社会への進出は、学生起業といった究極の実学が将来に繋がった。新たな飛躍の道を歩み始めた王さんの活躍を応援したい。

◆新規オープン!! <中華料理つばき 2号店> 
 〒272-0034 千葉県市川市市川1-4-17 JR市川駅北口 徒歩1分
 iiロード市川通り ダイエー横 アクティオーレ市川B1F

▼本件に関する問い合わせ先
 千葉商科大学 戦略広報センターオフィス
 TEL: 047-373-9968  
 FAX: 047-373-9969
 E-mail: p-info@cuc.ac.jp