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法政大学デザイン工学部の学生団体「cotoRe」が手軽なスプラウト栽培キット「PIT.POT」を企画・開発――9月15日より発売開始

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学校法人法政大学(総長:増田壽男/以下、法政大学)デザイン工学部システムデザイン学科の学生からなる任意団体・デザインユニット「cotoRe(コトリ)」は、手軽なスプラウト栽培キット「PIT.POT(ピットポット)」を独自に企画・開発し、株式会社セイムトゥー(東京都港区/代表取締役:加藤勇二)を通じて、9月15日(土)より発売を開始した。

 「PIT.POT」は、高栄養価な食材として知られるスプラウトを、およそ1週間で育てることができる栽培キット。シリコン製で円盤状の本体を、水を入れた飲料用のペットボトルの上に設置し、付属の種子3種(マスタード、ルッコラ、ブロッコリー)の栽培を室内で楽しむことができる。水やりの手間をかけずに簡単に栽培できる点、デザインにこだわり、インテリアグッズとして育てつつ鑑賞も楽しめる点が特徴。

 「PIT.POT」の企画・開発を担当した鍵田真在哉(まさや)さん(システムデザイン学科4年)、小林大真(ひろまさ)さん(同4年)は、自宅で育てている野菜の世話が毎日忙しくてできなかった、という経験から発想を拡げ、昨年8月頃からアイディアを具体化。「cotoRe」顧問の大島礼治教授(デザイン工学部)の指導の下、東京都が主催する中小企業による国内最大級のトレードショー「産業交流展2011」に試作品を出展したところ、企業数社から打診があり製品化が決定した。その後も半年以上にわたり、形状や材質、パッケージデザイン等に試行錯誤を重ね、この度発売の運びとなった。

 2007年4月に開設されたデザイン工学部は、「時代に先駆けて新しい文化を創造する『総合デザイン』教育」を掲げ、環境・バイオ・福祉・文化など幅広い視野を養い、デザインのプロセス全体を見通してのコラボレーションを実現できる人材の育成を目指している。学生は、独自のクォーター制(1年4学期制)による密度の濃い短期集中型の学びと、フィールドワークなどを重視した実践型教育の中で、次世代に求められる「人」を中心にすえた「美しく持続可能な技術」を生み出し発信する力を身につけている。

▼本件に関する問い合わせ先
 担当: 法政大学 広報・広聴課 吉田
 TEL: 03-3264-9240

3510 「PIT.POT」栽培イメージ

3511 「PIT.POT」パッケージ