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立命館大学薬学部 民秋 均教授、久留米大学医学部 原田 二朗助教の共同研究グループが、新種の細菌型クロロフィル(バクテリオクロロフィルf)を発見

先端研究2012/09/28

立命館大学薬学部の民秋均教授と久留米大学医学部の原田二朗助教の共同研究グループは、これまで存在は予想されていたが所在が明らかになっていなかった新種の細菌型クロロフィル(葉緑素)を、世界で初めて発見した。


 発見された新種の細菌型クロロフィル(名称:バクテリオクロロフィルf)は、その分子構造が約40年前に予想されていたが、生体からは見つかっていなかった。同研究グループは2003年から調査を始め、このたび光合成を行う細菌の変異体にバクテリオクロロフィルfの存在を確認し、併せてそれらが光合成に関与していることを証明した。これはバクテリオクロロフィルg以来約30年ぶりの発見であり、この発見によりバクテリオクロロフィルaからgまでの細菌型クロロフィル7種類が全て発見されたこととなる。

 この研究成果は、光合成に関わるクロロフィルなどの色素分子の進化過程を考える上で大変重要であり、今後、天然の光合成の機能を分子のレベルで明らかにするばかりでなく、太陽光エネルギーを物質に変換させる「人工光合成システム」の実現(人工的なソーラーシステムの開発など)にも弾みがつくものと期待され、バイオエナジー獲得の新規アプリケーションの開発における研究分野においても大きく貢献すると考えられる。

 なお、これらの研究成果は9月19日のScientific Reports(サイエンティフィック・リポーツ*)に掲載されている(*英国科学誌ネイチャーの姉妹誌で、学際的電子ジャーナル〈オンライン科学雑誌もしくは科学電子雑誌〉)。


 論文はこちら
 http://www.nature.com/srep/2012/120919/srep00671/full/srep00671.html 


▼本件に関する問い合わせ先
 立命館大学大学院生命科学研究科(薬学部薬学科) 生物有機化学研究室
 研究室HP: http://www.ritsumei.ac.jp/se/rc/staff/tamiaki/lab.html 
 立命館大学広報課 
 TEL: 075−813−8300

7種のバクテリオクロロフィルの分子構造

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