北里大学

川にいるクラゲ?東南アジアに生息する珍しいクラゲを世界初展示!!――北里大学が11月3日からアクアリウムラボで

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北里大学は、東南アジアに生息する珍しいクラゲを世界で初めて展示する。11月3日(土)から海洋生命科学部(相模原キャンパス)のアクアリウムラボで一般公開される。

 北里大学海洋生命科学部は、東南アジアの汽水域(淡水と海水が混在した塩分の低い水域)に生息する珍しいクラゲを世界で初めて11月3日(土)の北里祭(大学祭11月3、4日)より、ミニ水族館 アクアリウムラボにて一般展示し、飼育研究をする。

 展示されるクラゲの学名はAcromitus hardenbergi Stiasny, 1934。通称「リバー」と呼ばれるこのクラゲは、汽水域に生息する珍しい食用クラゲで、マレーシアの大きな川の河口で漁がなされている。
 成体は20cm程度で、今回展示されるのは傘径4cm程度の幼個体。なぜ、汽水域でしか見られないのか、生活史は未だ謎に包まれており、研究用の本格的な水槽を有する同学部に持ち込まれ、この謎多きクラゲの生活史解明の研究が三宅裕志講師によって行われている。

 なお、この研究成果は、科学研究費補助金基盤研究(B)海外学術調査「東南アジアにおける食用クラゲ類漁業の実態および漁獲種の生態学的研究」(課題番号23405031、代表者:西川淳(東京大学大気海洋研究所))によるものである。

▼本件に関する問い合わせ先
 北里大学海洋生命科学部
 〒252-0373 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
 TEL: 042-778-7905(代表)
      042-778-7919(アクアリウムラボ)      

3631 リニューアルしたアクアリウムラボ

3632 Acromitus hardenbergi Stiasny, 1934