大阪工業大学

奈良県十津川村と連携協定を締結、「深層崩壊発生危険度の監視」など台風・豪雨時の被害予知に寄与――大阪工業大学

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大阪工業大学(大阪市旭区、学長:井上正崇)は奈良県十津川村(村長:更谷慈禧)と12月18日、安心安全で活力ある地域づくり、ならびに教育・学術研究機能の向上に努め、互いの発展に寄与することを目的に連携協定を締結する。

 奈良県十津川村は2011年の台風12号による大水害により甚大な被害を受けた。この災害から立ち直り魅力ある村づくりを推進するため、村長の陣頭指揮のもと、今後100年を見据えた復興計画を掲げて諸活動に取り組んでいる。

 今回の連携協定により、大阪工業大学の知的・人的資源を活用して復興活動や活力ある地域づくりに寄与する計画である。また、十津川村からは、被災からの復興や地域再生などの実体験をもとにした貴重な情報の提供を受け、同大の教育研究活動に生かしていく予定である。

 なかでも工学部都市デザイン工学科 地盤防災研究室の「豪雨時深層崩壊発生危険度の監視活動」(現在実施中)を一層強化する計画である。具体的には、同村内に同大独自の降雨量観測装置(雨量計)を新たに複数カ所設置して、同研究室が中心となって提案している解析モデルと危険度指標を拠り所に、高精度でリアルタイムな監視ができる体制整備を目指す。

 同大は2010年に奈良県川上村と連携協定を締結しており、奈良県下では2つ目となる。

※つきましては、次のとおり調印式の概要などをお知らせしますので、取材の機会がありましたら取り上げていただきたくよろしくお願いします。

◆ 大阪工業大学、奈良県十津川村連携協定調印式概要
【日 時】 12月18日(木) 12:30~13:30
【場 所】 十津川村役場 2階 村長室 (奈良県吉野郡十津川村大字小原225-1)
【出席者】
●大阪工業大学
 学長 井上 正崇(いのうえ・まさたか)
 副学長 川田 裕
 工学部長/大学院工学研究科長 西村 泰志
 地域連携センター長/工学部教授 宮岸 幸正
●十津川村
 村長 更谷 慈禧(さらたに・よしき)
 副村長 川田 晴由
 教育長 永曽 昌弘
 総務課長 東 武

【共同事業の説明者】
 宮岸 幸正、日置 和昭(工学部都市デザイン工学科准教授)

【今後想定される連携事業】※調印式当日に概要を説明します
 ・降雨量観測装置(雨量計)設置による深層崩壊発生危険度監視の強化
 ・学生による道普請活動
 ・新入生オリエンテーションの実施
 ・小学生親子理科教室の開催
 ・村民向け公開講座、講演会、ものづくり体験教室の開催
 ・十津川高校との高大連携プログラムの実施
 ・少年スポーツ教室の開催
 ・十津川村による本大学学生対象特別講演会の実施 など

▼内容に関するお問い合わせ
 大阪工業大学地域連携センター(担当:横倉)
 TEL: 06-4300-6920
 〒535-8585 大阪市旭区大宮5-16-1

▼取材の申し込み・本件発信部署
 学校法人常翔学園広報室 (担当:油井、板谷)
 TEL: 06-6954-4026