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千葉工業大学体育会自動車部が、1931年製A型フォードを40年ぶりに復活させ9月29日(土)にお披露目会を開催

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千葉工業大学体育会自動車部のOBと学生部員たちは、昭和30年代に同部OBから寄贈されて活躍後、茜浜運動場の車庫で眠っていたA型フォード(1931年式)を、創部70周年記念プロジェクトとして40年ぶりに復活させた。そのお披露目会を9月29日(土)に開催する。

 A型フォードは1958(昭和33)年ごろ、自動車部OB・平田光寿さん(本学名誉教授 平成22年死去)から同部に寄贈された。しばらく学外には出なかったが、昭和38年に自動車部九州遠征隊の凱旋と大学祭が重なり、急きょ車庫に残っていた部員たちがフォードを整備。船橋まで遠征隊を出迎え、津田沼まで凱旋パレードの先頭を走った。

 その後、昭和40年ごろからは津田沼の車庫内に鎮座。卒業式にキャンパスに出し、卒業生らが一緒に記念写真を撮っていた。
 昭和48年、車庫と自動車部の活動拠点は寮のある千種に移転した。芝園キャンパスが完成し、現在の茜浜運動場に車庫が移った後もフォードは車庫の片隅に置かれ、当時の学生たちはなぜこのクラシックカーが車庫にあるのか不思議がっていたという。

 こうした中、かつてパレードの先頭を走り、卒業生と記念写真に納まっていた名車・A型フォードを惜しんだOB会や現役部員たちが、創部70周年に向けA型フォード再生プロジェクトを発足させた。
 
 学生・OBのプロジェクトメンバーが車庫に集まり、修理の問題点を把握した後、江戸東京博物館に展示してあるA型フォード4ドアセダンを見学。今年2月から再度エンジンを下ろし分解点検し、車体も幌の骨組みを取り寄せ、ヘッドライトやホーンなどを組み立て直した。車内床は木製で、一部腐りかけていたため手作りした。
 7月14日、学生たちの最後の試走でOBと現役の共同作業は終了した。
 
 平成23年2月から活動が開始したこのプロジェクトだが、約1年半かけて修理・再生し、今回のお披露目会に至った。

◆A型フォードお披露目会

日時:9月29日(土) 午前10時半から

場所:津田沼キャンパス新2号棟前

交通案内:津田沼キャンパス 
      千葉県習志野市津田沼2-17-1
       ・JR総武線津田沼駅南口下車徒歩1分
       ・新京成新津田沼駅下車徒歩3分
       ・京成津田沼駅下車徒歩10分
 
■A型フォードとは
 米国フォード・モーター社が横浜で生産していたT型フォードの後継車。1927~1931年まで作られ、名車の呼び声が高い。本国のモデルチェンジに合わせて生産されたA型フォードは、ギアシフト方式の3段トランスミッションや4輪ブレーキなど、新設計のモデルとして一大センセーションを巻き起こし、“円タク”と呼ばれたタクシーなどに活用された。
 現存している車両は13台位と言われている。

▼本件に関する問い合わせ先
 千葉工業大学 入試広報課 下山
 TEL: 047-478-0222

3535 再生されたフォード

3536 在りし日のフォード

3537 凱旋パレード時のフォード