大学通信

大学の個性をPRする「イメージキャラクター」――研究施設や学生の活動を応援

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近年、「ご当地キャラクター」がブームとなっているが、大学にもさまざまなイメージキャラクターが存在する。こうした大学固有のキャラクターは、学長をキャラクター化したものや学生の考案で生まれたものなど、教職員や学生との結びつきが強いのが特徴。オープンキャンパスや研究施設、学生の活動など、さまざまな大学の取り組みをPRしている。
【日本工業大学、文教大学、千葉工業大学、帝京大学、明治大学、横浜市立大学、京都産業大学、京都橘大学、龍谷大学】

 日本工業大学(埼玉県宮代町)吹奏楽団は、昨年12月に定期演奏会が開催30回目を迎えたことを記念し、オリジナルキャラクター「日工 奏(そう)くん&吹子(ふうこ)ちゃん」を制作。名前の由来は「吹奏」から1字ずつをあてたもので、団員の田口さんがデザインを担当した。頭部は8分音符をイメージしており、同楽団のユニフォームを着用している。また、奏くんの着ぐるみも製作し、演奏会や新入生歓迎などのPR活動に利用していく予定。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5988 )

 文教大学(埼玉県越谷市)では、学長のイメージキャラクター「のじのじくん」が誕生した。これは、平成25年4月1日に新たに就任した野島正也学長の親しみやすいルックスを活かして学内でデザインおよび愛称を考案し、制作に至ったもの。同学長もお気に入りの「のじのじくん」は、新聞広告などに登場しているほか、「文教大学」ののぼりを持った立体型の携帯ストラップにもなっており、学内外におけるセールスプロモーションのグッズとして配布されている。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5247 )

 千葉工業大学(千葉県習志野市)では、受験生応援キャラクターである「チバニー」が、オープンキャンパスや大学案内などに登場。JR東日本のICカード「Suica」のキャラクター「ペンギン」など、多くのヒット作を生んでいるイラストレーター・絵本作家の坂崎千春氏がデザインを担当。基本色はオフホワイトだが、電気電子情報工学科は紺碧、生命環境科学科は常盤緑、金融・経営リスク科学科は桜桃色など、学科のイメージに合わせた11種類のカラーバリエーションも用意している。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5110 )

 帝京大学(東京都八王子市)八王子キャンパスでは、マスコットキャラクター「てぃーぼー」が活躍している。デザインおよび愛称は学生からの公募によるもの。「勉強や部活・サークルなど、自身が選んだことに熱い情熱を持って取り組む」というイメージから炎をモデルとしており、同大の教育理念である「自分流」の生き方も表現している。最近ではラグビー部が出場する「関東大学対抗戦」にて、部員らとグッズや資料の配布などを行い、来場者と触れ合いながらホスト役として会場を盛り上げた。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=4911 )

 明治大学(東京都千代田区)の大学公式キャラクターは、“森の賢者”と呼ばれるフクロウをモチーフとした「めいじろう」。以前は広報課のキャラクターとして、主に学内向けに使用されてきたが、同大の親しみやすいイメージを体現する存在として好評を博していたため、大学の公式キャラクターに “昇格”。大学の宣伝マンとして幅広く活躍している。同大のスクールカラーである紫紺の色の羽や、遥か遠くまで見据える大きな目が特徴。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1444 )

 横浜市立大学(横浜市金沢区)では、大学キャラクター「ヨッチー」の受験生応援企画として、オリジナルパソコン用壁紙および携帯電話待ち受け画像のダウンロードサービスを同大キャラクターサイトなどにて実施。画像にはキャンパスの門の前でヨッチーが受験生を笑顔で応援する姿がデザインされている。またキャラクターサイトでは、ヨッチーの4コマ漫画のほか、ヨッチーが登場する予定のイベントスケジュールなども掲載している。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=2466 )

 京都産業大学(京都市北区)神山天文台は、地域住民らにより親しみを持ってもらうことを目的に、望遠鏡をモチーフにしたマスコットキャラクター「ほしみ~るちゃん」を制作。学生が考案したデザインを基に、天文台のスタッフがCADソフトを利用して3D立体画像に仕上げた。色も同大のスクールカラーであるブルーを基調としており、名前も学内で募集。今後は天文台のパンフレットへの掲載や、グッズの制作などを予定している。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=5571 )

 また、そのほかにも同大では多くのマスコットキャラクターが活躍。学生らによるFDスタッフ団体「燦(SAN)」のポスターや立て看板などの広報媒体に登場し、認知度向上に一役買っている「SUNちゃん」をはじめ、ボランティアセンターのスタッフが考案した「ボラかに」、大学祭「神山(こうやま)祭」を盛り上げるために誕生し、卒業生を中心に口コミで人気を集めている「神山くん」など、個性豊かなキャラクターたちがPR活動を行っている。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=6022 )

 京都橘大学(京都市山科区)では、キャンパスキャラクター「ひびき」と「いく」が高校生・受験生を対象とする広報活動に活用されている。これは、学園ブランディングの一環として、学生と教職員による「キャラクターグッズ委員会」が在学生から募集したキャラクター案から決定したもの。木々の緑が映えるキャンパスのイメージから、樹木に宿る精霊=木霊(こだま)をモチーフにしている。男女共学になった同大を印象づけられるよう、男女ペアのキャラクターとなった。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1536 )

 「ひびき」と「いく」は広報活動のほか、同大ダンス部とのコラボレーションによる被災地応援企画「Dance with ひびきといく♪」で義援金のための募金活動も行っている。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=3357 )

 龍谷大学(京都市伏見区)では、創立370周年記念事業の一環として制作したマスコットキャラクターの名前を、総計525件の応募から「ロンくん」に決定。また、女の子版のキャラクターデザインを新たに作成し、名前を「ロンちゃん」とした。男女キャラクターを組み合わせた際のネーミングは「ロンロン」とし、今後は学内外から親しまれるマスコットキャラクターとして、さまざまなグッズ展開などを予定している。
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1761 )

(参考記事)建学の理念やメッセージを具現化 注目される「大学キャラクター」【ものつくり大学、東京経済大学、横浜市立大学、龍谷大学】(2009年12月配信)
( http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1390 )