東京家政大学

鶏卵のパックに、栄養学を学ぶ女子大生が考案した「オリジナルレシピ」を掲載――東京家政大学

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東京家政大学栄養学科の学生が考案したオリジナルレシピが、昭和鶏卵株式会社が販売している「こめたまご」のパックにプリントされ、全8種類の商品パッケージで今年10月上旬から関東近辺のスーパー等で発売されている。鶏卵のパッケージに産学連携で作成したレシピを採用した事例は珍しく、新商品として期待される。

■レシピの開発まで
 昨年10月、昭和産業株式会社(本社:東京都千代田区)の担当者が東京家政大学に来校し、今回の企画に関する説明会を開催した。その際に、企画内容だけでなく、鶏卵についての知識や食料自給率についても講義してもらい、学生らは「こめたまご」の特長を活かしたレシピを考案することになった。
 レシピ開発のテーマは(1)30分以内に作れること、(2)たまごの色味がみえること、(3)食料自給率を考えたものであること。約4か月の考案期間を経て、28レシピが提出された。

■コンテストの開催
 提出された28のレシピは第一次選考として、同大の栄養学科教授やヒューマンライフ支援センター准教授、さらに昭和産業株式会社、昭和鶏卵株式会社の書類審査を受け、12レシピが最終選考に進んだ。
 今年3月25日には料理研究家の荻野恭子先生を招請してコンテストを開催。学生に実際に調理してもらい、実食の審査を行った。美味しさはもちろんのこと、最終的に彩りや創造性も評価し、8レシピが入賞。それらが商品パッケージに載ることが決まった。
 
■パッケージの特長
 これまで鶏卵のパッケージに、産学連携により作成したレシピをプリントした事例は少なく、新商品として期待される。商品パッケージは全8種類販売し、旬の食材を取り入れた季節ごとのレシピを掲載している。表面にはレシピの盛り付け例の料理写真を載せて目を引くようにし、パックを開けた裏面にはレシピと栄養価を掲載。商品パッケージおよび商品棚に設置するPOP、売り場に飾る旗については東京家政大学の職員がデザインした。

※「こめたまご」は、食糧自給率の向上に貢献した取り組みを表彰する農林水産省のフード・アクション・ニッポンアワードで入賞した、国産の米を配合した飼料を給与した鶏卵。

▼本件に関する問い合わせ先
 東京家政大学
 ヒューマンライフ支援センター 内野美恵
 Tel: 03-3961-5274 
 Fax: 03-3961-5922
 E-mail: hulip@tokyo-kasei.ac.jp

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