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北里大学が12月6日に北里WHO・COIシンポジウム(兼漢方診療標準化プロジェクト第2回シンポジウム)を開催

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北里大学東洋医学総合研究所(東京都港区)は12月6日(土)に、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて北里WHO・COIシンポジウム「安全高品質な漢方ICT医療による未病制御社会を目指して」を開催する。これは、北里大学がトライアル拠点として採択された文部科学省「革新的イノベーション創出プログラム」の一環である「漢方診療標準化プロジェクト」の第2回シンポジウムを兼ねて行われるもの。入場無料。要事前申し込み。

 北里大学東洋医学総合研究所は、文部科学省「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」拠点公募において、COI-T(トライアル)拠点として平成25年11月1日に採択された。COI STREAMコンセプトは、『10年後、どのように「人が変わる」のか、「社会が変わる」のか、その目指すべき社会像を見据えたビジョン主導の研究開発プログラム』であり、既存の概念を打破し、これまでにない革新的なイノベーションを創出するイノベーションプラットフォームを我が国に整備することを目的とするものである。

 同研究所のCOI-T拠点としての課題は、『安全高品質な漢方ICTを用いた未病制御システムの研究開発』である。その一環として行われる「漢方診療標準化プロジェクト」は、長年の英知の蓄積によって確立された漢方診療を、多数のデータに基づいて可視化/標準化することを目的とするもの。漢方医学の概念である「未病(病気に至る手前)」の段階で健康管理が可能となるシステムを確立し、健康寿命の延長や医療コストの軽減を目指した検討を行う。北里大学、自治医科大学、千葉大学、東海大学、富山大学、福島県立医科大学の漢方診療部門と、富士通株式会社、株式会社富士通総研が共同して実践している。また、同拠点活動の一環として、森下仁丹株式会社、大峰堂薬品工業株式会社、株式会社ウチダ和漢薬と共同して生薬品質評価システム・漢方薬薬効向上システム開発にも取り組んでいる。

 今回のシンポジウムは、COI-T拠点としての今後の活動計画に関して幅広く意見交換を行うとともに、WHO伝統医学協力センター事業の一環として富山大学と共同して作成した "The Regional Strategy for Traditional Medicine in the West Pacific(2011-2020)"の日本語版が完成したのを機に、国内stakeholderに対してこの"Regional Strategy"の趣旨を周知することを内容とするものである。"Regional Strategy"中に謳われている伝統医療の標準化、伝統医療資源の安定化はCOI-T拠点としての活動にも通じると考えている。

◆北里WHO・COIシンポジウム(兼 漢方診療標準化プロジェクト第2回シンポジウム)「安全高品質な漢方ICT医療による未病制御社会を目指して」
【日 時】 12月6日(土)
【場 所】
 パシフィコ横浜 アネックスホール F201+F202
 http://www.pacifico.co.jp/
【参加費】 無料(懇親会 1,000円)
【定 員】 300名
【申込方法】
 E-mail: omrc-ebm@insti.kitasato-u.ac.jp
 お申込みは、上記アドレスまで(1)氏名(2)所属(3)参加人数(4)懇親会参加の有無をご記入のうえ、メールにて事前申込みください。
 (※お申込みいただきました皆様の個人情報に関しましては第三者に提供、開示等一切いたしません。)
【主 催】
 北里大学、森下仁丹株式会社、富士通株式会社、大峰堂薬品工業株式会社、株式会社ウチダ和漢薬


※画像をクリックするとPDFファイルが開きます

▼本件に関する問い合わせ先
 北里大学東洋医学総合研究所 EBMセンター
 TEL: 03-5791-6346
 E-mail: omrc-ebm@insti.kitasato-u.ac.jp