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東京家政大学博物館編著の『裁縫雛形 渡辺学園裁縫雛形コレクション』出版 -- 同館の所蔵する裁縫雛形コレクションが1冊に

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東京家政大学博物館(東京都板橋区)はこのたび、光村推古書院(京都市中京区)より『裁縫雛形 渡辺学園裁縫雛形コレクション』を出版した。これは、同館が所蔵する「渡辺学園裁縫雛形コレクション」についてカラー写真と解説つきで分かりやすくまとめたもの。コラムページも充実しており、明治から昭和にかけての服飾や生活文化を知る資料としても興味深い1冊になっている。本体価格2,400円+税。

 東京家政大学博物館では「裁縫雛形」のコレクションをはじめ、グァテマラの民族衣装やインドネシアのワヤンなど、約20,000点の資料を所蔵。このうち裁縫雛形コレクションは、明治30年頃から昭和18年の間に製作された約4500点を収蔵しており、平成12年には裁縫雛形2,290点と教科書や製作用具等61点が国の重要有形民俗文化財に指定されている。

 裁縫雛形とは、明治から昭和にかけて、渡辺学園(現・東京家政大学)の教育課程の中で製作された衣服や生活用品等のミニチュア。校祖・渡邉辰五郎が考案した裁縫教授法のひとつで、布地と時間が節約でき、短期間で多種多様な衣服の作り方を学べる画期的な方法として好評を得た。
 日常的に身につける着物や袴といった和服はもとより、当時まだ一般的ではなかった洋服、歴史的な装束類、生活用品にいたるまで、さまざまなものが裁縫雛形で製作され、多い人では在学中(3年間)に100点以上の裁縫雛形を製作したという。
 約3分の1の縮尺で創られた裁縫雛形は、本物と変わらぬ精密さで作られているが、実際に着ることはできないので消耗を免れ、勉強した証として卒業生によって大切に保管されていた。
 裁縫雛形は、同学園の歴史と教育内容、近代における女子教育とその指導者養成の一端を示す貴重な資料であり、また当時の服飾や生活文化を知る資料としても、他に類をみないコレクションとして注目されている。

 このたび出版された『裁縫雛形 渡辺学園裁縫雛形コレクション』は、こうした裁縫雛形についてまとめた1冊。217種類の衣服や生活用品の裁縫雛形を和装、洋装、有職類、生活用品に分類し、カラー写真と、一部には寸法図入りで分かりやすく解説。どのようにこの衣類が作られているのか、裁縫の基本的なこともよく分かる構成となっている。
 また、「細部へのこだわり」「改良服」「下着」などコラムページも収録しており、コンパクトながら充実した内容になっている。概要は下記の通り。

◆『裁縫雛形 渡辺学園裁縫雛形コレクション』
【価 格】 本体価格2,400円+税
【体 裁】 163mm×121mm 総296頁
【ISBN】 978-4-8381-0590-8
【 編 】 東京家政大学博物館
【目 次】
・裁縫雛形とは
・和装
・洋装
・有職類
・生活用品
[コラム]
 細部へのこだわり/改良服/手縫いとミシン縫い/江戸仕込みの辰五郎、アメリカ帰りの滋-洋服裁縫をめぐって-/下着/民族服の製作

●東京家政大学博物館
 https://www.tokyo-kasei.ac.jp/academics/museum/

●光村推古書院
 http://www.mitsumura-suiko.co.jp/

▼本件に関する問い合わせ先

東京家政大学 博物館

住所

: 〒173-8602 東京都板橋区加賀1-18-1

TEL

: 03-3961-2918