共栄大学の伊藤ゼミが東武鉄道・春日部駅で生成AIを活用した作品展「この街の物語を、AIで描く。」を開催中 ― 駅という公共空間において「生成AI×地域振興」の新たな挑戦を産官学連携で展開
■市役所での成功を受け、駅での長期展示へ展開
この企画は、2025年12月に春日部市役所で開催された「春日部市市制施行20周年記念 SDGsカフェ」におけるAIアート展を発展させたもの。SDGsカフェは来場者から高い評価を受け、「より多くの人に見てもらいたい」「長期間展示してほしい」といった声が寄せられたほか、埼玉新聞をはじめとするメディアにも取り上げられるなど注目を集めた。
こうした好評を得たことから、より多くの人々が日常的に行き交う春日部駅において、長期展示として実施することが決定した。
■AIと地域資源をつなぐ「フィクション」という手法
展示作品は春日部市の特産品や名所をテーマに、生成AIによって制作された約500文字の短編小説と、その印象的な場面を表現したAI画像で構成。それぞれの作品には実際の地域資源の写真と正確な解説を付し、AIによる創作と現実の情報を対比的に提示している。
実在の文化や資源とAIの関係性には慎重さが求められる中、「小説(フィクション)」を媒介とすることで、両者を自然に接続する表現手法を採用した。
■学生主体による地域理解と発信
作品は伊藤ゼミに所属する学生(当時2~4年生)が制作し、地域資源の調査、ストーリー構築、AI生成、解説作成まで一貫して取り組んだ。また、展示の設営は現3年生の吉本愛美さんと宮田琉那さんが中心となって行い、掲示位置や間隔の調整など、公共空間での展示に求められる精度の高い施工を実現。さらに、メディアデザインを専門とする河合麗奈助教が展示全体の構成についてサポートし、作品の視認性や流れを考慮した展示順の設計を行った。
■通行者が“偶然出会う”AIアート
駅での展示は通行量の多い改札内通路に設置され、通勤・通学で駅を利用する市民や、来訪者が日常の中で自然に作品と出会う構成となっている。従来のイベント型展示とは異なり、目的来場者に限らず、幅広い層に対して地域の魅力を発信できる点が特徴だと言える。
共栄大学は、建学理念である「至誠」を原点に、教育の中で培われた学生の力を地域・社会に還元することを重視している。今後も情報教育・ICT教育の可能性を広げ、学生の学びを社会へとつなげていくことを目指す。
◆「この街の物語を、AIで描く。」展示概要
・期間:2026年4月6日(月)~ (夏頃までの予定)
・場所:東武鉄道 春日部駅 東口通路(2階)
・内容:生成AIによる短編小説・画像作品および地域資源の解説
・点数:20点
○伊藤大河 准教授(共栄大学 国際経営学部)からのコメント
本企画は、生成AIを単なるツールとして使うのではなく、地域を深く理解し、その魅力を新たな形で表現することを目的としています。特に、フィクションという形を介することで、AIと実在する地域資源の関係性に配慮しながら、新しい発信のあり方を模索しました。駅という日常空間での展示を通じて、多くの方に春日部の魅力を感じていただければ幸いです。
●関連サイト
・共栄大学: https://www.kyoei.ac.jp/
・共栄大学国際経営学部 伊藤ゼミ: https://seminar.ito.asia/
・伊藤ゼミInstagram: https://www.instagram.com/itoseminar/
・伊藤ゼミX(旧Twitter): https://x.com/itoseminar
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本件に関するお問い合わせ先
共栄大学 国際経営学部 伊藤ゼミ(准教授 伊藤 大河)
- 住所
- 〒344-0051 埼玉県春日部市内牧4158
- TEL
- 048-755-2932(代表)
- t-ito@kyoei.ac.jp