日本映画大学の学生が5月15~17日まで第11回学生企画上映会「回想映画祭―記憶を巡る」を川崎市アートセンターで開催 。9作品の上映に加え、沢村敏プロデューサー、犬童一心監督のトークショーを予定
日本映画大学の授業「上映企画ワークショップⅠ・Ⅱ」では、学生が中心となってテーマを決め、上映会の企画を練り、作品選定、ゲスト交渉、広報宣伝を手がけ、総仕上げとして映画館での上映会を開催する。
今年度は「回想」をテーマにして企画がスタート。過去を見つめる行為である回想は、一見後ろ向きに思えるが、その実、人生を前進させる為に必要なプロセスの一つなのではないかという想いから、回想録的な9作品を選出した。概要は以下の通り。
◆第11回 日本映画大学 学生企画上映会「回想映画祭―記憶を巡る」
【日 程】 2026年5月15日(金)~17日(日)
【会 場】 川崎市アートセンター映像館 ( kawasaki-ac.jp )
小田急線「新百合ヶ丘駅」北口より徒歩3分
〒215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺6-7-1
※当館に駐車場はございません
【入場料】 一般・シニア・会員:1,300円/学生:500円
※全席指定席/ご鑑賞の3日前より購入可能(窓口:9時から/オンライン:10時30分から)[シネマ会員ポイントあり]
【主 催】 日本映画大学上映企画ワークショップ
【共 催】 川崎市アートセンター
【上映協力】 松竹/東京テアトル/ハピネットファントム・スタジオ/アスミック・エース/ザジフィルムズ/アニプレックス
【URL】
・公式WEBサイト: fes.eiga.ac.jp/2026
・公式X:x.com/kaisou_eigafes
・公式Instagram:www.instagram.com/kaisou_eigafes
【上映スケジュール】
■5月15日(金)
○14:25~
『砂の器』(1974年/日本/カラー/シネマスコープ/143分/DCP/松竹)
・原作:松本清張/監督:野村芳太郎/脚本:橋本忍、山田洋次
・出演:丹波哲郎、森田健作、加藤剛、島田陽子、加藤嘉、緒形拳
○17:15~
『パリタクシー』(2022年/フランス/カラー/シネマスコープ/91分/DCP/松竹)
・監督・脚本:クリスチャン・カリオン
・出演:リーヌ・ルノー、ダニー・ブーン、アリス・イザーズ
○19:10~
『ちょっと思い出しただけ』(2022年/日本/カラー/ビスタ/115分/DCP/東京テアトル)
・監督・脚本:松居大悟/プロデューサー:和田大輔、沢村敏/主題歌:クリープハイプ 「ナイトオンザプラネット」(ユニバーサル シグマ)
・出演:池松壮亮、伊藤沙莉、河合優実、尾崎世界観、國村隼(友情出演)、永瀬正敏
★上映後トーク: 沢村敏(プロデューサー)
■5月16日(土)
○14:25~
『アンネ・フランクと旅する日記』(2021年/べルギー・フランス・ルクセンブルク・オランダ・イスラエル/カラー/ビスタ/99分/DCP/ハピネットファントム・スタジオ)
・原案:『アンネの日記』/監督・脚本:アリ・フォルマン
・出演:ルビー・ストークス、エミリー・キャリー
○16:30~
『aftersun/アフターサン』(2022年/イギリス・アメリカ/カラー/ビスタ/101分/DCP/ハピネットファントム・スタジオ)
・監督・脚本:シャーロット・ウェルズ
・出演:ポール・メスカル、フランキー・コリオ
○18:35~
『ジョゼと虎と魚たち』(2003年/日本/カラー/ビスタ/116分/DCP/PG12/アスミック・エース)
・原作:田辺聖子/監督:犬童一心/脚本:渡辺あや
・出演:妻夫木聡、池脇千鶴、上野樹里、新井浩文、新屋英子
★上映後トーク: 犬童一心(映画監督)
■5月17日(日)
○14:25~
『冬の旅』(1985年/フランス/カラー/ビスタ/105分/DCP/ザジフィルムズ)
・監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
・出演:サンドリーヌ・ボネール、マーシャ・メリル、ステファン・フレイス、ヨランド・モロー
○16:35~
『犬王』(2021年/日本/カラー/シネマスコープ/97分/DCP/アニプレックス、アスミック・エース)
・原作:古川日出男『平家物語 犬王の巻』/監督:湯浅政明/脚本:野木亜紀子/キャラクター原案:松本大洋/音楽:大友良英
・出演:アヴちゃん(女王蜂)、森山未來、柄本佑、津田健次郎、松重豊
○19:10~
『野いちご』(1957年/スウェーデン/白黒/スタンダード/88分/Blu-ray/ザジフィルムズ)
・監督・脚本:イングマール・ベルイマン
・出演:ヴィクトル・シェストレム、イングリッド・チューリン、ビビ・アンデショーン
※ゲストは変更の可能性がございます。予めご了承ください
《企画リーダーよりメッセージ》
過去というものはどうしたって手放せないもので、決してなかったことには出来ない。悪い記憶は当然ながら苦しみや悲しみを心身に纏わせ、良い記憶は、むしろ良いものだからこそ、時折「現在」を虚しく感じさせてしまう。そのような耐え難い事実や感覚を受容する糸口になり得る作品と出会える場が必要なのではないか、そう思い立ち、「回想」をテーマに企画をスタートしました。
否が応でも進んでいく人生において、回想、すなわち過去を見つめるという行為は、一見後ろ向きなことのように見えますが、その実、人生を前進させる為に必要なプロセスの一つなのではないでしょうか。記憶を手放すのでも、はたまた固執するのでもなく、あくまで「抱きしめる」ような、そんな感覚を提供することを念頭に、回想録的な9作品を選出させていただきました。
日々の忙しなさ、世相の熾烈さに摩耗するばかりですが、記憶をこれでもかと巡らせる本映画祭が皆さんだけのリズムを肯定する場になることを願っています。
(企画リーダー:文芸コース4年 寺町創太、副リーダー:金谷允)
チームメンバー:冨永莉緒、劉淑雅、王雨佳/崔海怡、河西俊輔
■マネジメントコース准教授 菅野和佳奈氏よりメッセージ
映画において「回想」とは、時間を遡り、記憶や過去の出来事を映像として立ち上げる表現である。個人においての回想という行為は、今回の副題にあるように、記憶を巡らせてそれぞれの新たな物語を生み出すことではないかと思う。その行為自体がとても映画的だ。今年の回想映画祭を通じて、映画鑑賞だけでなく、多くの人が映画的体験を楽しんでくれたらと思います。
■映画学部長・石坂健治氏よりメッセージ
11回目を迎えた川崎市アートセンターでの学生企画上映会。過去10回のテーマは、団地、夫婦、親子、ディストピア、ライブ、手紙、花盛り、逃亡、花火と爆弾、宙ぶらりん。そして今回は「回想」というわけで、けっこう渋めの良いラインナップになったのでは。
さて、上映会をやりたい各コースの学生が集まって混成チームを組んでやってきた現在の形はこれでひとまず終了。次回からは新設のマネジメントコースが主導する上映イベントとして生まれ変わります。とはいえ日本映画大学が主催することに何ら変わりはありません。引き続きご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。
▼上映会に関する問い合わせ先
川崎市アートセンター
TEL: 044-955-0107(月曜休館)
▼本件に関する問い合わせ先
日本映画大学 入試・広報部
TEL: 044-951-2511
E-mail: info@eiga.ac.jp